189: ◆/87jeglEwfUL[saga]
2018/04/29(日) 00:39:49.01 ID:mYpfqk/J0
カズ「アライさんのことをよく知らない、とのことだけど、現状でいいんだ。」
カズ「君はアライさんのことをどうするべきか、みたいなことを考えていたりする?」
カズさんは俺に質問をしてきた。
俺「いえ、まだ何とも...、うん、言えないですかね。 全然分かってないんで。」
カズ「そっか...」
そういうカズさんの言葉は、寂しさに似た何かしらの感情があった。
俺にはそれがよく分からなかった。
友人「そういえば、カズにぃはどうしてここにいるの?」
カズ「あぁ、それはアライさんを大量に捕獲したもんだから、処分がてら、ってところかな。」
友人「こういうところ好きじゃないのにね。」
カズ「やっぱり、ハンターの資格持ちとしては、自らの手で処分することに意義があるとは思ってるよ。」
カズ「ただ、資金的なことを考えると、時々はこっちを利用してしまうかな?」
俺は、そこで疑問に思ったことを口にした。
俺「持ってく場所によって、もらえるお金が違うんですか?」
カズ「そうなんだよ。 ここだと生きたアライさんが貴重だから高値で引き取ってくれるんだよ。」
友人「ハンターを続けるには、色々と金がかかるもんさ。」
俺「そうなんだ。」
カズ「あ、ごめん。」
カズさんは腕時計を見ながら、そう言葉にした。
カズ「そろそろ戻らないと、カミさんが怒り出すかも。」
友人「でしたら、また話を聞かせてください。」
カズ「いいよ。 それじゃ、またね。」
カズさんはそういうと、手を振りながらその場から立ち去った。
友人はそれを手を振り返して見送り、俺はただ眺めているだけだった。
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