13: ◆yWlv.1MHkTeb[sage]
2018/04/10(火) 01:03:44.04 ID:wXCgTZoC0
アネモネ「あらあら、これはこれは、立派なおうちですね」
アライちゃん「おかーしゃんがみちゅけてくれたのりゃ」
目の前の廃屋は確かにアライさん達が住むには立派だった。
窓もほとんど割れていないし、なにより窓から見える家の中は、まだ人が去って1か月経っていないのだろう、まだ人が住んでいるかのようだ。
アネモネ「これは、玄関から入ればよろしいでしょうか?」
アライちゃん「ちがうのりゃ。おもてはかぎがしまってりゅのりゃ。だから、裏の窓から入るのりゃ」
アネモネ「あら?出口は一か所なのですか?それは不便なのでは?」
アライちゃん「そうでもないのりゃ。ししゅたーしゃんあらいしゃんのかわりに・・・しょの・・・」
アライちゃんはまだ見捨てられたことを気にしているらしく、アネモネの後ろに回ると頭を下げた。
アライちゃん「こえはかけるのりゃ。だからきゃわりにあらいしゃんをまたおうちにいれてもりゃえるようにこーしょーしてほしいのりゃ」
アネモネ「ええ、そのほうがいいのでしょうか。そうですね、そうしましょう。ではアライちゃんはここで待っていて下さい。いいですね?この後はあなたを病院に連れて行かなければなりません」
アライちゃん「わかったのりゃ・・・よいちょ・・・おかーしゃーん!あけてほしいのりゃー!ぱんをいっぱいもってきたのりゃあああ!」
アライちゃんはそう大声で伝えると、庭の石に座り尻尾を振る遊びを始めた。
少女は左手にパンの入った袋を抱えて言われた扉の前に立った。少女の背丈はアライさんの成体より10センチも低く、当然アライさんの背よりも高い扉の横の窓からは見えないし、裏の扉にはドアスコープはなかった。そして響いたのは自分の家族の声。
アライしゃん1「おおチビ生き残っていたのだ!流石はアライしゃん達のいもーとなのだ。今開けるのだ」
アライしゃんは何の疑いも無く扉を開けた。内開きの扉が開き、外の景色が映ったその1秒後
ゴッ
アライしゃんの左顔面に登山用のピッケルが刺さった。少女はそのまま豆腐でも崩すように容易くアライしゃんの顔面を突き刺したピッケルで抉り取った。
氷の壁すら突き刺す登山用ピッケルの歯はノコギリのようにギザギザになっている。そのためアライしゃんの顔の肉と骨の一部はピッケルにまとわり付いた。
アネモネ「あら、あらあら。はしたなかったかしら?いえ、いえ。妹を見捨てた罰なのです。そうです、違います。これはその贖罪」
アライしゃん1「うぶっ――」
突然の激痛に脳が追い付いたらしく、アライしゃんは悲鳴を上げようとする。だが少女は自分の腕をアライしゃんの口に差し込み、喉まで押しこんだ。
アライしゃん1「ぐぅううううううう」
少女はアライちゃんに見せた微笑みのまま、ピッケルを持った方の手の人差し指を上げ。唇に付けた。血まみれのピッケルから手に散った血や肉片が彼女の唇を汚す。
アネモネ「お静かに。ええ、それとも叫んでいただいた方が便利でしょうか。ええですがどちらでもいいでしょう?ねぇ?」
呼吸を完全に遮断されたアライしゃんはその場でビクビクと両腕を痙攣させ、膝をついた。少女もその重さに負けるかのようにその場にしゃがみ込み、今度はアライしゃんの脳天にピッケルを叩きつけた。
グシャ グシャッ ゴンッ
アネモネ「あら?私にも刺さってしまいました。」
ブチブチブチッ
アライしゃん1「ぶぶぶひゅーひゅ」
少女はピッケルが深く刺さったままの腕をそのまま引き抜いた。そのためアライしゃんは顔面から喉までを突き破られる形になり、空気と血の泡の混じった悲鳴を上げて後ろ向きに倒れた。
痙攣するアライしゃんのズタズタになった顔面からピッケルに切り裂かれた脳の一部が落ちる。少女は特に気にすることなく自分の骨まで食い込んだピッケルを特に表情を変えることもなく抜くと、落としたパンの袋を拾い上げた。
アネモネ「家族の愛はやはり尊いのです。このアライしゃんは疑わなかった、そしてアライちゃんを迎え入れた。私、はしたなくも犬食いしてしまいました」
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