18: ◆yWlv.1MHkTeb[sage]
2018/04/11(水) 03:02:43.20 ID:62XaVWEv0
アライしゃん2「おかーさんを助けるのだ…」
アライしゃんは二階のキッチンに隠れていた。その手には錆びた包丁。母アライさんは逃げろと言ったが、敵はどうやら唯一の出口の前に居る。
だからここで来るのを待つ。もし敵が立ち去ったようなら一階に降りて母アライさんを救えばいい。
誰かが階段を上る音がする。母アライさんではない。階段の軋む音が母アライさんより「そいつ」が軽いことを教えてくれた。
アライしゃん2「しっぽの音がしないのだ。大きい方のいもーと達でもないのだ…」
ギシッ…ギシッ…ギィ…
「そいつ」がキッチンにやって来た。アライしゃんは包丁を振り上げて侵入者に襲い掛かった。
ザクッ!
包丁は「妹」に刺さった。
アライしゃん3「ぐ…いだ…」
アライしゃん2「いもーと!なんで!しっぽの音がしなかったのだ!」
アライしゃん3「怖かったからしっぽをさわさわしながら上がってきたのだ。うぅ…肩に刺さってるのだ…」
アライしゃん2「今包丁を今抜くのだ。とあ!」
ズボッ
アライしゃん3「いだいのだああああああ!おねーちゃんもっとやさしく抜くのだ!」
アライしゃん2「わ、悪かったのだ。今なにか押さえるものを…よいしょ」
刺した方のアライしゃんは戸棚に潜り込み何か布でもないか探し始めた。しばらく漁っていると奥の方に綺麗なぞうきんを見つけた
アライしゃん2「あったのだ!いもーとよこれで血を拭くのだ」
アライしゃん3「ありがとうなのだ!」
刺された方のアライしゃんはぞうきんで止血をすると、ついでに糞まみれの自分のお尻も拭いた。
アライしゃん3「ちょこれーとを食べてからおなかがゆるゆるなのだ」
アライしゃん2「くいすぎなのだ…ドキドキしたらもう食べるなって何時もおかーさんに言われてたのだ」
アライしゃん3「うるさいのだ…おねーちゃんはそろそろアライさんになるからいばりすぎなのだ!」
刺した方のアライしゃんは満面の得意顔で答える
アライしゃん2「ふふふアライしゃんの方がけーけんが豊富なのだ!いもーとは後ろに下がっているのだ。おねーちゃんが守ってあげるのだ」
アライしゃん3「おねーちゃん」
刺された方のアライしゃんが姉と同じ笑顔を浮かべようとしたその時、彼女がやって来た。
アネモネ「あら?糞の匂いを辿ってきましたら、お二人共見つけてしまいました」
アライしゃん2「たぁああああああ!」
アライしゃんが少女に襲い掛かる。しかし彼女は避けるそぶりしかない。身長はアライしゃんの方が高く、そして体重は圧倒的に重い。
アライしゃん2「のりゃあああああああ!」
体重差を生かし、少女にタックルをして押し倒し馬乗りになったアライしゃんは彼女の華奢な体に向けて何度も何度も包丁を突き刺した
ドスッ ドスッ ドッ ドスッ ドスッ ドスッ ガチン カラーン
アライしゃん2「この!やっつけて!やる!のだ!アライしゃんの!勝ち!なのだ!」
少女の体内で折れた包丁の柄を後ろに投げ捨てたアライしゃんは、どうだとばかりに少女の顔を見た。
アネモネ「少々お待ちください、今血を吐くので。ええ、ええこういう時の演出はとても大切なのはわかっています。ゴボッ」
少女の吐いた血がアライしゃんの顔にかかる。その血のせいでアライしゃんは視界を潰された。
ザクッ
いつの間にか少女の手にあったのは体内にあるはずの折れた包丁の刃。その刃がアライしゃんの腹に突き刺さった。
アネモネ「よいしょ」
アライしゃん2「きゅ!ぶっぶっ!」
包丁で刺し傷を少し切り広げた少女は自分の拳を傷口に無理やり押し込み、アライしゃんの体内をしばらくまさぐると、目的の物を探り当てた。
アネモネ「ん?これは救済ではないでは?いえ、いいえ痛みを取る救済です」
アライしゃん2「きゅ!きゅる・・・きゅ・・・うきゅ・・・」
心臓を文字通り握られたアライしゃんは数度大きく痙攣すると前のめりに少女に倒れ込んだ。自分より重い死体に苦戦しながらなんとか死体プレスから脱出した少女は立ち上がる。
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