19: ◆yWlv.1MHkTeb[sage]
2018/04/11(水) 03:03:14.37 ID:62XaVWEv0
アライしゃん3「ひっ…」
台所の奥で糞尿を漏らしながら震えるアライしゃんに少女は微笑みを崩さないまま歩み寄る。
アネモネ「あら、あらトイレは玄関では?」
アライちゃん3「く…くるんじゃないのだ化け物!」
アネモネ「あら化け物と呼ぶには私は非力ですよ?」
アライちゃん3「ぐ…ぐぅ…うぅううう…のだぁ!」
最後の抵抗なのか、アライしゃんのプライドが呼び覚まされたのか、アライしゃんは尻尾を逆立てると四つん這いになり、牙をむき出しにした。
アネモネ「じゃあ私も、がおー」
少女も口を開けて対抗する。アライしゃんは自分の勇気を全て振り絞って燃料にし、怒りを着火剤にして少女に飛び掛かった。自分はまだアライさんと呼ばれるほど大きくはない。
だがこの少女を付き飛ばして逃げるパワーと重量はある。このまま少女を突き飛ばして、一階に降りて母親と一緒に逃げる。それがアライしゃんの作戦だった。
アライしゃん3「のだあああああああ!」
少女を突き飛ばしたアライしゃんは全力で階段を下りる。そして一階にいたのは杭の刺さった自分の母親。
アライしゃん3「おかーさん!」
アライさん「う…ちび…ぶじだったのだ。よかったのだ…アライさんはもうだめみたいなのだ」
そう言ってアライさんはなんとか動く自分の上半身をひねり右足を見た。右足に刺さった杭の周りの肉は完全に壊死している。それだけではない、背中の杭の周りに至っては肉は完全に腐り落ち骨が覗いている。
アライしゃん3「ひ…ひどいのだ…毒なのだ?」
アライさん「わからないのだ。とにかく逃げるのだ。たぶん外にはちっちゃいチビもいるのだ。一緒に逃げるのだ」
アライしゃん3「わかったのだ・・・おかーしゃん、大好きなのだ」
アライさん「おかーさんもちびのこと…大好きなのだ。だからちっちゃいチビと一緒に生き残るのだ!」
アライしゃん3「わかったのだ!」
アネモネ「ええでは、参りましょうか」
アライしゃん3「わかってるのだ!今行くの…だ?」
アネモネ「ああ、神よ、届かないでしょうが、私の罪をお許しください。この親子の輝きを見て、私、私、とてもとても、おいしそうで」
少女はアライしゃんを優しく抱きしめると、首筋に噛みつきアライしゃんの肉を食い千切って食べ始めた。
アネモネ「ああ…おいしい…」
アライしゃん3「ぎゃああああ!やめるのだぁあああ!ああ、力がでないのだ!おかしいのだ!抵抗できないのだ!」
アネモネ「あむっ…はぐっ…はぐっ」
アライしゃん3「あぶ…ぶぐぐ…ごぼっ…」
仰向けに倒れ込むアライしゃん。その体に少女は覆いかぶさり、アライしゃんの首の肉を食い漁り始める。
アライしゃん3「ごぷっ…ごぷっ…」
アネモネ「はぐっ…あぐっ…あぐっ…がぐっ」
アライさん「ちびぃ…ちびぃ…」
目の前で少女に野良犬より汚い食べ方で食われていく自分の子供をただ見ることしかできないアライさんはただ涙を流すことしかできなかった。
首の肉を粗方食い尽くした少女はアライさんの方を向いた。そのワインの様な赤い瞳に射抜かれたアライさんは引きつった笑いを浮かべる。
しかし少女は危害を加えることはなく、アライさんに刺していた杭を抜くと懐に収めて裏の出口から出て行った。
一人残されたアライさんは目を閉じてその場に横になった。頭がボーっとする。傷口の肉は腐り落ち、もう熱を持つことすらできない。
アライさん「うう…痛い…痛いのだ…アライさんの足が腐っていくのだ…体が…体がどんどん腐っていくのだ。教えてほしいのだ…アライさんは何をされたのだ」
腐敗が足から下半身まで侵食し始めた。どんどん自分の体が劣化していく。
アライさん「あっ…あああ…死にたくないのだ…死にたくないのだ…ああ…おかーさん…おかーさん…たすけて…たすけてなのだ…」
右腕が肩から腐り落ちた。しかしまだアライさんは死ぬことができない。腐った臓器と体液が混じった液体が肛門から一人でに流れ出す。
外から声がする。自分の一番下の子供の声だ。
「ししゅたーしゃんおかえりなーのりゃ。ちょっとちまみれなのはかっこわりゅいけど、ありゃいしゃんがいまかんがえたしっぽのだんしゅみるのりゃ?のりゃのりゃのりゃー」
「このだんしゅは10ばんまであるのりゃ。ぜんぶみるのりゃ」
「もちろんなのりゃ。あらいしゃんはおかーしゃんにだんしゅがじょうじゅっていわれてたのりゃ。ありゃいしゃんのせくしーなしっぽのだんしゅをたんのーするのりゃ」
ここでアライさんの頭が完全に腐り落ちた。
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