35: ◆yWlv.1MHkTeb
2018/04/18(水) 01:06:06.20 ID:WXtU57NF0
その部屋はとても質素なものだった。広さは6畳ほどで、奥に水洗の洋式便器と洗面所があり、部屋の真ん中にはちゃぶ台がある。床は掃除がしやすいフローリングだ。
部屋の扉はのぞき窓があり、外側から鍵をかけられるが内側からはかけることが出来ない少し豪華な牢屋のような造りだ。
アライさん「なかなか居心地が良さそうなのだ。ところでチビ達はいつ来るのだ?さっき聞いた話だと子供は多い方がランクが上がりやすいって聞いたのだ。アライさんは4人チビがいるのであどばんてーじがあるのだ」
両手をすり合わせながらニヤニヤ笑うアライさんの質問に、看守は届いた書類を見ながら答えた。
看守「お前の子供達は全員検査に合格できなかった。よってお前の子供の数は0人だ。」
アライさん「ど、どういうことなのだ!」
看守「むやみに看守に近寄るな!」
アライさん「ぐぼっ」
看守につかみかかろうと近寄って来たアライさんの脇腹を看守は鉄の棒で強く打った。アライさんは脇腹を抑えてその場にうずくまる。
看守「この施設の者へは服従する事。教えたはずだ。初日なので査定に影響は無いが、今後気を付けるように。緊急時を除いて我々に急に近づいたり、後ろから近づいたりしてはダメだ」
アライさん「(うぅ、今は不利な状況なのだ。とりあえずわかったふりをするのだ。チビ達のかたきは後でとるのだ)わかったのだ」
看守「お前絶対わかってないだろ。まぁいい、この収容所には密告制度がある。気を付ける事だな」
アライさん「待つのだ。密告制度ってなんなのだ?」
看守「今説明する。お前に説明の後に収容所で使うチップを埋め込むんだが、識別番号の他にも色々記録されていてその中に査定ポイントというのもある。良い事をしたらプラス、悪いことをしたらマイナス。ここまでは解るな?」
アライさん「わかるのだ。」
看守「密告制度というのは逃げ出そうとしていたり、仕事でミスをして黙っていたり、我々職員をだまそうとしたりする悪いアライさんがいたら毎朝の点呼の時に我々に教えることだ。それが本当と確認できれば大きくプラスが付く」
看守はここで腰から太い針の付いたネイルガンの用な道具を取り出しながら話をつづけた。
看守「良くあるのはランクの低いアライさんのごはんを奪っているとかだな。有益かどうかはこちらが判断するのでどんどん言ってくれ。じゃあこっちに尻を向けて肛門が見えるように四つん這いになれ」
アライさん「え?な、なぜなのだ、恥ずかしいのだ」
看守「この道具の針を肛門に刺して体内にチップを入れるんだよ。ここが一番良いんだよ。いいから尻をこっちに向けろ」
アライさん「嫌なのだ!アライさんはおとめなのだ!なんでお尻を見せないといけないのぼぁ!」
そう訴えかけるアライさんの顔面を鉄の棒が襲う。牙が一本折れたらしく歯のかけらがアライさんの口から飛び出した。その場に倒れ込み体を縮めたりピンと伸ばしたりして痛みに悶えるアライさんの脇腹を看守は鉄の棒で何度も殴る
アライさん「ぶぉ!ぶぉおおお!のだぁ!わはったのら・・・わはったからもう殴らなひでほしいのだ…」
看守「我々は忙しいんだ早く尻を出せ」
アライさんは観念して四つん這いになる。看守はアライさんのしっぽを持ち上げて肛門が見えるようにすると、太い針をアライさんの肛門に突き刺した。
ブツッ バシュ
アライさん「のだあああああああ!」
看守「これで終わりだ。明日から仕事だ。今日は休むと良い」
アライさん「うぅ…わかったのだ…」
扉が閉まりアライさんは一人ぼっちになった。数日前まで4人の子供達と、廃ビルの路地裏で決して優雅ではなかったがささやかな幸せを感じることができる生活をしていた。
だがもうその子供達も何処かに連れていかれたらしく居ない。アライさんは顔面と尻の痛みに悶えながらたださめざめと泣くことしかできなかった。
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