16:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 00:07:45.61 ID:JeGSUpwX0
楓「そうね。あくまでも答えを出すのではなく、凛ちゃんに対して私なりの考えで答えると、人間の内面――簡単のために感情だとか、あとは運命って、普遍の真理とは到底いえないものだからじゃないかしら」
楓「人の数だけ相異なる内面も運命も存在していると考えれば、整備のしようがないと思うわ」
凛「なるほどね。さっきまで英文法における理屈としての普遍の真理をやっていただけあってわかりやすいや」
凛「先生ってすごいね」
楓「そ、そうかしら……//」
楓(我ながら頭の使った答えを言えたのではないでしょうか。院生やってるこの世界の私の脳、グッジョブです)
楓「あ、それに、人間の間では嘘も通用してしまうから」
凛「嘘自体は偽である命題と考えれば論理的なんじゃないのかな」
楓「重要なのは、嘘が存在することではなく、嘘が通用することよ。嘘も方便っていうでしょ」
凛「言うね。ちなみに英語ではなんて言うの?」
楓「The end justifies the means. ――目的が手段を正当化する。意訳ね」
凛「論理なんてあったもんじゃない、のかな」
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