190: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/24(木) 00:13:29.06 ID:k1yU/iWI0
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いつになく重苦しい雰囲気が包む玉座の間で、しかし未だに笑いを堪えるべく必死のサキュバスがまずひとり。
笑いを抑えきったサキュバスがひとり。
ぷい、と横を向いて寝そべる白馬が一頭。
大きすぎる玉座にちょこんと座るのは淫魔の国の現王、勇者――――だった少年。
その隣には、彼とほぼ等しい年頃の姿にまで縮んでしまった、その王佐――――堕女神だった少女。
勇者「……えぇー……こうなるのか……」
堕女神「……嘘……こんなの、嘘です……」
身体のラインを強調するドレスは、これまでの彼女とは真逆のそれを示す。
肩口から先も露わに、胸にぴったりと張りつくような仕立てが……残酷なほどに変貌を浮き立たせていた。
サキュバスCがそこを見るたび指差し、噴き出しそうになり、その度に堕女神は睨み返す。
――――たわわに実っていた双丘は影も形も無い。
――――あるのは細い体に映えはしても、滑らかな平坦面のみだ。
踝まである黒髪は持て余して高い位置で編み込み、束ねてようやく妨げにならなくなった。
更に儚げな印象、子供だけが至る永遠の偶像めいた幼い触れ難さが、皮肉なことに彼女の麗しさを押し上げる。
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