淫魔の国と、こどもの日
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203: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/26(土) 02:09:18.38 ID:3ltYXf/90

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???「ほほう……堪らなく良い。この……頼りない軽さ……腿から伝わる、柔な感触……」

勇者「……おい、もういい、だろ……!?そろそろ……!」

???「急くでない。其方こそ……堪能せぬか。罰当たりじゃの」

勇者「……っ」

がら空きの店内に漂う優艶な香が、その場を包む
人里離れた化生の庵に漂う空気に似たそれは、淫魔のそれとは違う……香木を炊く事で放たれる純粋な物質界の芳香だった。
その中で勇者は、店内の一角で、芳香の主の膝にちょこんと座るように身を預けながら話す事となっていた。

???「ああ、愛い……愛いぞ。この、汗くさく埃っぽい頭皮の薫り……脳髄の奥までとろけるようじゃ……」

膝上に座る童を愛でるように頭を撫で、鼻先を寄せてくんくんと匂いを嗅がれるこそばゆさと気恥ずかしさを覚え
歯痒さを堪えている勇者の目に映るのは獣毛に覆われたいくつもの黄金の尾。
それらが視界の端でわさわさと蠢き、もふ、もふ、と膝小僧や腕に触れ、足が届かずぷらぷらと投げ出しているスネに巻きつき、くすぐる。



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