3: ◆FreegeF7ndth[saga]
2018/05/20(日) 18:15:31.68 ID:8NRe1KMEo
外回りから事務所に戻った俺は、デスクに一枚の電話メモを見つけた。
「わぁ、局の方から私にオファーが入ったんですね! どんな番組だろう……楽しみです♪」
担当アイドル・鷹富士茄子が、俺がメモを見つけるのと同時に声を上げる。
『鷹富士茄子に番組のゲスト出演を頼みたい。詳細はメールで送った』
と書き残されていたので、メールボックスを開く。
番組名を見て、俺は頭を抱えた。
「あら、プロデューサー、何を……ちょっと見せてください。
とときら学園――ああ、美城プロのテコ入れでやってるアレですね!」
俺の暗い内心と真逆で、茄子は明るい口調だった。
とときら学園。
十時愛梨と諸星きらりが先生(司会進行)役として、
視聴者から寄せられた悩みを生徒役のゲストと解決していくバラエティ番組。
だが「学園」という番組名と矛盾し、ゲストは幼稚園児じみた衣装に扮する。
これが背徳的な欲望をくすぐったのか――どうから知らないが、一躍話題となった人気番組だ。
しかし茄子のような成人済みアイドルにまで声をかけるとは。
ゲスト枠のチャイドルを使い尽くしてしまったのか。
「受けましょうプロデューサーっ。お悩み相談なら慣れてますし」
確かに、茄子はお悩み相談室的な番組を持っており、
茄子に悩みを相談すると必ず解決するとの評判をとっている。
「それに、一度お仕事でこの服を着てみたかったんです」
「本気で言ってるのか?」
茄子は机のそばに立って、舐めるように見下ろしてくる。
「まさか断るなんて言わないよね――パパに限って、ねぇ」
ローティーンに園児服を着せて番組を作る――このメールを差し出した狂気のディレクターも、
まさか思いもよらないだろう。
「またアレ着て、シたいですよね?」
アイドル・鷹富士茄子が、園児服でコスプレセックスに及ぶ女、などとは。
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