11:名無しNIPPER[saga]
2018/05/28(月) 22:33:05.27 ID:mGfU++ZTO
(思い切って食い千切ったつもりだったが、いくつかのバンズとパティとレタスの層を貫いたところであえなく犬歯が埋まってしまい、身動きが取れなくなってしまう)
楓「うふふ、がーんばれ、がーんばれっ」
(くすくす笑い混じりの応援を受け、気を取り直して顎に力を込める。この時点で、小綺麗に食べようという考えは放棄していた。たっぷりの肉汁とトマトの酸味が舌の先から付け根に沁みいるのを感じつつ、歯を沈めていく)
むしゃむしゃむしゃむしゃ、
P「んぐん……むぐん」
楓「まあ!」
(ようやく口を離したが、それでもバーガーには虫食いのような中途半端な歯型が付くばかりで、豪快さとは程遠い有様だった。俺はハムスターのごとく膨れた顔を掌で隠しつつ、謎の敗北感をも噛み締めていた)
楓「美味しかったですか?」
P「フゴフゴ…ごくん。ええ、とってもおいし…」
楓「あら…プロデューサー、ちょっとそのままで…」
P「?」
(控えめなマニキュアの指がまっすぐに俺の顔に伸びて、慎重に、鼻先をすくった。今まで握っていたビールの、微かな涼感)
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