23: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2018/06/16(土) 22:14:14.50 ID:LAzTvm3k0
「安部菜々さん」
久しぶりに来たあなたは、私にちょっとだけ大人びた顔を見せてくれましたね。スーツを着て、髪をぴしっと整えてて、正直見違えましたよ。
「あなたをどうかスカウトさせてください」
手渡された小さな名刺には、あなたの名前と、有名な芸能事務所の名前があって。
「夢の手伝いを、俺にさせてください」
この瞬間、何かの足音が聞こえた気がしました。今なら、それが何かはっきりと分かります。私が、階段を上り始めた、その一歩の音であると。
それからの、あなたと歩いた日々は、かけがえなく、この上なく輝いていました。
それは多分、最高の日々だと思えたのは多分、アイドルとして活躍できたからだけじゃなくて、あなたもいたからですよ。許されない思いを、私が抱いていたからですよ。
アイドル失格ですかね。でもきっと、私がまだウサミンじゃなかったときから、きっとあなたに心惹かれていたのでしょう。初めて意識したのは、あなたがお店に来なくなってからですかね。
それは、私がガラスの靴を履いても、変わる事なんてなかったです。
27Res/17.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20