【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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◆QhFDI08WfRWv
[saga]
2018/08/25(土) 00:19:23.60 ID:KTq9A9Cyo
懇願する様な瞳で尋ねられては流石の夏凜も受け流しきることは出来なかったのだろう
手を握り合ったまま、目だけは会わせないように逃れて、答える
天乃の為を思っていたら言ってしまったことなので、無意識だったからというのもあるかもしれない
夏凜「…………」
天乃「…………」
手を握っているのに、互いに目を合わせない不思議な雰囲気の中、
自分たちだけの体温が伝わり、吐息が聞こえ、だんだんと気恥ずかしさが増していく
これはもはや、逃げ場がなかった
警戒する小動物のような二人の視線が交錯する
互いの出方を探ろうとした結果見つめ合うことになるのだから、相性がいい
夏凜「あ、あー……その……そ、そろそろ友奈のところ行ってくるから」
天乃「あ、う、うん……見てきて」
夏凜「…………」
天乃「…………」
再びの沈黙
それからすぐに慌ててベッドから立ち上がった夏凜だが、
友奈のところに行くと言ったのに手を握ったままで
放り出すように手を離すとすぐに自分の手で抑え込む
夏凜「べ、別に、私は欲求不満ではないから」
天乃「うん」
夏凜「でもちょっと……頑張ったしハメ外したいとか思ったりはする」
ほとんど聞こえないような小さな声で言い捨てたまま
夏凜は逃げるように病室から出ていく
天乃の体への負担や、求めていないときに求めてしまう気まずさと
他のみんなへの譲歩で控えめではあったが、
やっぱり、夏凜は夏凜でそう言う欲求があったのだと
天乃は少し嬉しそうに握り合っていた手を自分の唇に当てる
天乃「……あ、だめ。今は」
夏凜の手の感覚が残っている手で触れそうになった天乃は、
その誘いを強引に断ち切って、布団の中に潜るのだった
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