【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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417: ◆QhFDI08WfRWv[saga sage]
2018/10/21(日) 11:18:52.24 ID:2A8lxSWxo

天乃「良く、わからないのだけど……」

自分の発言が何か、大きな影響を与えてしまいそうな予感がして

天乃は考えながら小さな言葉を呟いていく

天乃「若葉達は若葉達。貴女は貴女でしょ? 違うの?」

九尾「ふむ……」

あまりにも、普遍的で

九尾にとってはつまらないものだったのかもしれない

笑うことも驚くこともなく、ただ、変わらない無表情に近い顔のまま

ゆっくりと、ベッドから立ち上がる

九尾「それはそうじゃろうな」

天乃「答えが不満だった?」

九尾「当たり障りのない言い方じゃからな。もう少し、違った話が聞けるのやも。と思うておった」

天乃「期待に沿えなくて悪かったわね」

皮肉ぶった天乃の返事に、

九尾はにこやかな笑みを浮かべると静かに首を振る

九尾「初めからまっとうな答えなど期待していたわけではない。ただ、主様の考えを聞いてみようと思うただけのこと」

天乃「貴女がそういうこと言うときって大抵裏があると思うのだけど」

何かあるの? と尋ねると

九尾はやっぱり、笑うだけだった

九尾にしかわからない何かがあるのだろう

だから、天乃の考えを聞こうとしたのだ

当たり障りのない答え

それで九尾が何を考えどう動くのか

聞いてもきっと、答えてはくれないだろう

そんな考え事に気付いたかのように、九尾はくるりと体を回して見せる

もはや見慣れた看護師の衣装は乱れることなく

ただ、載せていただけの帽子が離れていく

九尾「妾は妾。さようじゃな……しかし主様。千景は千景なれば死神は……どうなるのかのう?」

天乃「きゅ――」

帽子が床に落ちるのと同時に九尾は姿を消す

床に落ちたはずの帽子もまた、気づけばそこにはなかった


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