【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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637: ◆QhFDI08WfRWv[saga sage]
2018/11/05(月) 21:25:40.38 ID:86O1miR6o

天乃「……いい考え。だなんて、悪いけれど言うことはできないわ」

未来のために今を捧げる

命を懸けるよりはましなことだろう

だが、絶対にいい考えだと天乃は言えない

ましてや、過去を捨てるなどというのは無理だ

もちろん、樹たちのいう過去が天乃の言う過去と違う意味であることは分かっているが

それでも、天乃はいい考えだとは頷けなかった

天乃「記憶だけは、失くしたら駄目よ。心が覚えているといっても、やっぱり……寂しいもの」

樹「……解ってます」

置いていくのは今という過去だけだ

すでに得た思い出を捨ててしまうつもりなど毛頭ない

まして、天乃との記憶を奪われるなどとんでもない

樹「もしも万が一、神樹様や天の神によって久遠先輩との記憶が奪われるようなことがあったときは、神様を倒してでも記憶を奪い返します」

天乃「ふふっ。神隠しにでも会わない限り、私がみんなの前からいなくなることはないから大丈夫よ」

必ずここにいる。

少なくとも、子供が産まれて、体調が落ち着いて

外出できるようになるまでは。

天乃「それで、退院したらまたみんなであの家に帰るのよ」

ほんのひと時だけ、過ごした我が家

すべてが終わったら、あの家で暮らすのだと、天乃は笑みを浮かべた


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