【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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768: ◆QhFDI08WfRWv[saga sage]
2018/11/15(木) 20:41:33.87 ID:9Np/NOrio

冷たさを感じる言い返し

挑発しようとしているのが透けて見えてくれれば反論のしようもあるが、

その冷たさは祖母の他人に対する感情そのものなのだろう

偽りも何もない表情に、園子でさえも言い返す言葉を持たなかった

「それで……奉火祭の件でしたか」

天乃「…………」

天乃だと分かっていないのか

それとも、記憶喪失だから自分の正体を明かすつもりがないのか

祖母は天乃を見つめながら、他人のように声をかけなおした

「そうですね。奉火祭を行う理由はいくつかありますが、一番の理由としてはこの世界を守るために行います」

天乃「守るために犠牲を強いるの? 防人に近しい子まで巻き込んで反乱されたことを聞いていないの?」

「伺っていますとも。ですが、だからどうだと?」

東郷「どう……とは? どういう意味ですか」

「言葉通りですよ。東郷美森さん。反乱されたから。だから取りやめにしろと。まさか、そう仰るおつもりではありませんよね?」

東郷「っ」

「この場に眠る英霊はみな、この世界を守るために命を賭したのです。未来を望み、託し、そうして続いてきたのです」

その歴史があり、命の重さは分かっているつもりだ

だが、それでも奉火祭を行うことを決めたのはそうしなければならないからだ

そうしなければ、過去のすべてが無駄になってしまう。無意味になってしまう

「その託された世界の命運が、子供の我儘に左右されることなどあっていいはずがありません」


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