ヒッパー「あんたがアズールレーンの指揮官ね?」 指揮官「っ……いかにも」
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89:名無しNIPPER[saga]
2018/08/08(水) 03:15:08.43 ID:eEOlRWRX0
ヒッパー「あぁ、もぅ……!!」

指揮官(顔がにやけてしまうのを不機嫌そうに眉間に皺をよせ、歯をむくことで抑えながらヒッパーがこちらへ一歩踏み出す)

オイゲン「っ……!!……」ギリッ ガクリ

ヒッパー「バカ!!バカ!!このバカ!!気障すぎるのよ!!Ich liebe dich!!Ich liebe dich sehr!! Für immer!!」バッ ダキッ ギュッ

指揮官「ヒッパー……!!愛している!!絶対に幸せにすると誓おう!!」

指揮官(ヒッパーと抱き合う。ヒッパーの華奢な体を強く強く胸に抱けば抱くほどにこんな体でずっと戦っていたなんて信じられなかった)

指揮官(一方のヒッパーも痛いほどに強く俺の体を抱きしめていた。俺の胸に顔を擦り付け、ひたすら甘く愛を伝えてくる)

オイゲン「……離れなさい、指揮官」スッ

「「っ!!」」

指揮官(ぞっとするほど冷たい声音。オイゲンがこちらに銃を向けていた。激情を理性でねじ伏せているようだ)

指揮官(そう分かるような、努めて作った無表情の仮面をつけていた。しかしまなざしは射貫くように鋭い)

ヒッパー「指揮官……!!」バッ

指揮官「ヒッパー!?ダメだ、俺が」

ヒッパー「頭冷やしなさいよマヌケ!!あんたより私の方が強いし慣れてる!!」

指揮官「っ……」

指揮官(俺の前にまるでオイゲンから俺をかばうように両手を広げて立ちふさがるヒッパー。武器を構えないのは刺激しないためだろうか)

指揮官(それを見て泣きそうな顔をするオイゲン。だが、すぐに無表情の仮面をつけるとゆっくりと静かに話し始める)

オイゲン「ヒッパー……お前とはセイレーンを倒すために一時的に協力していただけよ。それが終わった今、私たちは敵同士に戻る」

ヒッパー「はっ!!そうね、冷血女!!これで遠慮なくあんたに砲弾叩きこめると思ったら嬉しくて涙が出るわ!!」

オイゲン「悪いけど、鉛玉ありったけ叩き込んでぐちゃぐちゃのミンチにしたいって気分なら私の方が上だわ……!!」ジッ

ヒッパー「っ……!!」ゾワッ

指揮官(ヒッパーはオイゲンに気圧されていた。肩が震えている。オイゲンはヒッパーに純粋な殺意を向けていた)

指揮官(それは……俺のせいだろう。俺がヒッパーを選んだから……だからだ。オイゲンからしてみれば、ひどい裏切りだろう)

指揮官(お互い明確にしなかったが、セイレーンに襲撃されるまで俺たちは相思相愛だったはずだ)

指揮官(それなのに、俺はヒッパーを選んだ。俺は裏切り者で、ヒッパーは憎い略奪者だろう。この殺意の強さが、俺への想いの強さだったのだ)


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