10: ◆U.8lOt6xMsuG
2018/08/20(月) 23:26:09.80 ID:KSXDVagw0
◆◇◆
『俺ァ熟女趣味なんだよ』
俺は野菜炒めと味噌汁を温め直しながら、周子に放った言葉を思い返していた。始めて周子と会い、行き先のないアイツを家に泊めたときに吐いた嘘だった。
周子は、俺に純血を奪われるかも知れないと思っていた。本人から「あのときは純情を汚すことになるかと思ってた」と聞いたし。いや普通、俺に言うかねそれを。
確かに、男に食事と風呂と寝床を用意された若い女が、そういう危険を想定しないわけなどないが。
だから、危害を加えるつもりなどないことを示すために、俺は周子に嘘を吐いたんだ。本当は熟女趣味なんてない。
……あの日のことが、いやに懐かしく感じられる。
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