塩見周子「大人」
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14: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2018/08/20(月) 23:32:26.74 ID:KSXDVagw0

寝ているPさんを一瞥して、飲み干したカップをシンクに持って行く。さっきまで使っていた箸や皿にはまだ水滴が付いていた。せめてこのカップは洗おうと、スポンジを手にとって、泡立てて、汚れを落としていく。

濡手をタオルで拭い、再びリビングへ。このままここを通り過ぎて寝室に行けば、いつもどおりふかふかのベッドで眠ることができる。

でも、あたしはここで足を止めた。

「プロデューサー」

寝息は聞こえなかった。静かなソファに向かって、もう一度声をかける。

「プロデューサー、寝てる?」

そんなわけないか。今、体がビクって動いたし。

一歩、二歩とそこへ近づく。まだ狸寝入りを続けるPさんに声をかけた。

「ちょっとだけ、話してええ?」




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