19: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2018/08/23(木) 02:35:29.55 ID:JSsbPllS0
◆◇◆
明日のことを考えた。お前はオフかも知れないが、俺は仕事なんだよ。
でも、話をしてくれるかも知れない。今日、周子がここに来た理由を教えてくれるかも知れない。そう思い、寝たふりをやめて、ソファの上で体の向きを変える
―――その途中で、唇に柔らかいものが触れた。
柔らかく、少しだけ湿っていた。ほのかにココアの香りが漂った。触れたものが、周子の唇であると気がついたのは、その少し後だった。
周子が腹の上に座り込んでくる。嫌な重さと暖かさが、そこから伝わってくる。
「プロデューサー」
周子は、真っ直ぐ、一切反らすことなく俺に視線を投げている。やめろ、降りろと、そう吐き捨て、抵抗しようとしても、どうしてか力が入らない。
戸惑っていると、再び唇を奪われた。さっきとは違う、舌を入れられ口の中をなめ回される様なキスだった
「今晩だけで良いから」
ポツリと呟かれたその言葉に、俺は決死の抵抗をするべきだった。大人として、塩見周子のプロデューサーとして、固辞しなければならなかった。
けれど、俺は何かをいうことも、何か動くこともできなかった。結局の所、俺が保ち続けていた理性なんて、もう決壊寸前だったのだろう。
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