32: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2018/08/31(金) 23:51:43.66 ID:iPWHLqVm0
「うわ、クッサー☆」
――唯はさっと立ち上がって、ベッドから下りてしまった。
「早くPちゃんもシャワー浴びてきなー? あと歯磨きも。てか、ホント会社だいじょーぶなん? もう9時だけど……ってヤバヤバ、待ち合わせ遅れちゃうっ!」
唯がバッグを肩にかけて、寝室のドアを出ていく。
待ってくれ、まだ行かないでくれ。
そう叫びたくても身体がついていかない。
無情にも閉じていくドア。
パタリと完全に閉ざされてしまう――その直前。
再びドアが開き、唯がひょっこりと顔を出した。
「今夜も、い〜〜〜ぱいっ、えっちしよーねっ☆ Pちゃん愛してるーっ♪」
それから「いってきまーす」と続いて、今度こそドアは閉まった。
そしてすぐに玄関のドアの開閉音が聞こえた。
唯がいなくなると寝室の何もかもが灰色に見えてくる。
いまだに身体は動かないし、頭も働かない。
にもかかわらず、血液は勝手に下腹部へと集まってきている。
――きっと俺は早死にするのだろう。
呆けた頭でそんなことを考えながら、俺は再び眠りに落ちていった。
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