橘ありす「真逆の心」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:36:02.50 ID:NkWRa24sO


・デレマスssです。
・筆者個人の見解を多分に含みます。合いそうにない方はお読みにならないことをおすすめします。
・わからないけどn番煎じだったらゆるして...




2:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:37:16.38 ID:NkWRa24sO


最後の授業のチャイムが鳴ってから、もう何分経ったのだろう。

人気のない教室。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:39:15.14 ID:NkWRa24sO


...私の、すきなひとのこと。




4:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:40:09.64 ID:NkWRa24sO


こうして一人で残っているのは、もちろん事情があってのことだ。
今日のレッスンの開始時間が中途半端なせい。

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:41:10.89 ID:NkWRa24sO


よって、ここで宿題でもしながらこの半端な時間を潰そうとしていたのだ。
でも、普段から真面目に勉強している私の頭と手は、時間を潰しきることもなくあっさり宿題と...あと、明日の予習まで終わらせてしまった。

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:44:11.85 ID:NkWRa24sO


「P、さん...」

小さく、彼の名前を呟いてみる。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:45:35.36 ID:NkWRa24sO


〜しばらく前、昼休み〜

「ねぇねぇ、さっきのサッカーの授業でさー!〇〇くんちょーカッコよくなかったー!?」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:46:14.00 ID:NkWRa24sO


「ねえ、そういえば橘さんは?気になる子とかいないの?」

「あっ、それ私も聞きたーい!」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:47:02.85 ID:NkWRa24sO


「わ、私は...そういうのは、ない、かな...」

「え〜、ほんとに〜?」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:47:49.72 ID:NkWRa24sO


空気を読んでくれたのか、ここで話題が変わる。

...危なかった。答えに言い淀んでしまった。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:48:51.37 ID:NkWRa24sO


まあ、そんなわけで。
お昼休みにちょっとした刺激を受けて目を覚ました私の恋心は、午後の授業中もずっと私を悶々とさせていたのだった。

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:49:37.47 ID:NkWRa24sO


Pさん。
私は、あなたのことが好きです。

以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:50:17.32 ID:NkWRa24sO


...なんて、本人には言えるわけもなく。
実際に目の前に彼がいると、どこからか現れた真逆の心を持った私が勝手に喋り出してしまうのだから。

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:51:16.95 ID:NkWRa24sO


ふと、左手首を見る。
そこにある腕時計───この前の誕生日にPさんから贈られたもので、寝るときすら壊れないようにケースを買って一緒に寝ている───は、私にそろそろ出る時間だということを教えてくれた。

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:52:31.73 ID:NkWRa24sO


薄暗い空の下、傘を差して昇降口から校門へ向かう。
空気は冷たく重いものの、ぱらぱらと傘に雨粒が当たる音は耳に心地よい。

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:53:24.43 ID:NkWRa24sO


そのはず、だったのだが。

一台の車が、校門前に停まっているのが見えたのだ。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 16:55:19.36 ID:NkWRa24sO


「お疲れ様です...なぜここに?」

「いやほら、雨降ってるし?ありすもまだ事務所に来てないって聞いたからさ、もしかしたら傘忘れて困ってるんじゃないかなーって...出てきちゃった。ちょうど今ここに着いたところでさ、ナイスタイミングだな」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 17:28:54.78 ID:UnMc4gw20


「...名前。橘です」

そんなことはどうでもいい。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 17:34:00.38 ID:UnMc4gw20


「いい大人なのに私のほうがしっかりしてるなんて。恥ずかしくないんですか」

「へいへい、善処しまーす...ま、来ちゃったもんは仕方ねえだろ?早く乗ってくれ、帰らないとちひろさんに...おぉ怖ぇ」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 17:34:44.19 ID:UnMc4gw20


「...あの」

「うん?」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/22(月) 17:46:33.68 ID:UnMc4gw20


「なあありす、もうとっくに放課後だろ?なんで学校に残ってたんだ?」

「少し時間が空いていたので、宿題を。事務所より静かなので捗るかと思って」
以下略 AAS



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