30:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/23(火) 00:28:23.47 ID:vqIh3XJD0
マストレさんのレッスンは熾烈を極めた。
...私がいつも以上に動きが悪かったせいで。
「...どうした?橘、なにか悩みでもあるのか?」
元々動くのは得意ではないが、内心の動揺が輪をかけて動きを悪くしているようだ。
結局、こんな心配までされてしまう始末で。
「はぁ...はぁ...いえ、むしろ逆で...」
「逆?」
「はっ!...いえ、なんでもありません。もう一度お願いします」
私はアイドルで、お金を貰っているプロだから。
私的な理由でレッスンが疎かになるなどあってはならない。
自分の頬を強めに叩き、煩悩を振り払おうとする。
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