34:名無しNIPPER[sage saga]
2018/10/23(火) 00:31:51.62 ID:vqIh3XJD0
「いいんですか?支払い、高そうですけど」
そんな苛立ちからか、いつにも増して突っけんどんな声が出る。
...今回ばかりは彼にも多少非があると思う。
「俺1人ならそこらの牛丼でも食って帰るんだけどな、お前も来てくれるとなれば多少は頑張るさ」
「...つまり、私のせいで散財するハメになったということですか?」
なんてことを言うのだろう、この口は。
自分で自分を引っぱたいてやりたい。
「まさか!呼んだのは俺の方だぞ?それに、この程度の出費でこんなに可愛いお嬢さんとデートできるならむしろご褒美だよ」
そう言って、彼は私の頭をやや乱暴に撫で回す。
それだけで舞い上がる心の動揺など露ほども見せぬよう、頬を膨らませて形だけの抵抗を試みる。
「...恥ずかしいからやめてください」
この人はまたそんな適当なことを言って...。
それをいちいち真に受けて一喜一憂するこちらの身にもなってほしい。
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