15:名無しNIPPER[saga]
2018/10/26(金) 23:42:36.09 ID:FT+LvVx60
エミヤオルタ「フン。何度見ても慣れないな、アンタは」
エミヤアサシン「……」
エミヤオルタ「別段、話しかけるほどの理由があった訳じゃない。ただ、アンタを見ていると疼くものがある。それがこうして非効率的な会話を切り出した。こちらも不本意なんだよ。だから無言で銃器を構えるのはやめてくれないか。マスターの前だろうと、容赦なく絶命させてやりたくなる」
エミヤアサシン「なぜかは分からないが、君は虫唾が走るな。信じて託したものを全て裏切られた気分、とでも言うべきか」
エミヤオルタ「奇遇だな。オレも、アンタには何もかもを台無しにされた恨みのようなものがある。ここでどちらかが退去した方が今後の為か?」
エミヤアサシン「なるほど、確かに懸念もない。僕らはお互いに低コストなサーヴァントだ。万が一消え失せてもマスターの任務遂行に支障は出ないだろう」
エミヤオルタ「無限の剣製と固有時制御……どちらが上か。さて、子が親を超える局面に立ち会えるかね」
エミヤアサシン「子、だと?」
エミヤオルタ「忘れろ、こちらの話だ。貴様にとっては最後の救い、それがオレを蝕む呪いとなる。どの道エミヤに奇跡は訪れん。身に染みて分かっているだろう、暗殺者」
エミヤアサシン「……抑止の傀儡の分際で」
エミヤオルタ「互いにな」
シトナイ「……」
エミヤオルタ「……」
エミヤアサシン「何だ」
シトナイ「新顔なりに挨拶でも、と伺ったんだけど、お邪魔だった?」
エミヤアサシン「消えろ」
シトナイ「ひどい……。でも、そっか。あなたにとってわたしは、ただの他人、なんだよね」
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