26:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 00:25:45.57 ID:M/MIHEDN0
ちょこっとですが続き投下します
???「少し性感帯に触れただけでこれか。やっぱり擬似サーヴァントってのは難儀なものなんだな。色情狂いのフレイヤが依り代に選んだってのに、肉体が初心なままじゃあ話にならないだろ」
聞き覚えのある声に、シトナイは瞑っていた目を開く。
覗く視界の先に良いものなんてあるはずがないのに、抗いがたい優しい声音は彼女の精神を掴んで離さない。
シトナイの眼前に立ちはだかるのは、声と同じく見覚えのある青年の姿。
衛宮士郎。
この場にいるはずのない男は優しく微笑んで、触手に絡め取られた彼女の胸に触れる。
シトナイ「な、んで。シロウが、ここにいるのよ」
当惑したまま問いかけるシトナイを意に介さず、士郎は彼女が身に纏う巫女装束を無言でひき?いだ。
薄い胸板を撫で回し、ゆっくりと彼は拳を握りこんで行く。
シトナイの胸の上から、"寸分も動かす事なく"。
突き立てられた爪は容易く彼女の肌を突き破り、少しずつ侵入していく拳はやがて体内に届いて、シトナイの心臓を鷲掴みにしていく。
あまりの激痛に、声も出ない。
悲鳴もあげられずに過呼吸気味になったシトナイは勢い良く咳き込み、涙目になりながら嗜虐的な士郎を睨みつける。
シトナイ「……どうして、っ。こんなこと、するのよ……っ!いたい……いたい……!もうやめて、よ……」
???「理由なんてないよ。お前が羽虫の様に殺してきた敵対者は、もっと凄惨な苦痛の中で死んでいったはずだ。元より殺し合いに身を投じる魔術師は、殺される覚悟だって持ってなきゃな」
シトナイ「それ、は」
???「アインツベルンの敗退なんて考えもしなかったんだろ。自信過剰なのは結構だが、殺し合いの認識すら甘く見ていたのならちょっと同情の余地はないな」
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