【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
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136:名無しNIPPER[saga]
2018/11/09(金) 23:45:41.84 ID:Zo9jiXiv0

それでも、俺はこの賽子を手放さない、手放せない。
こいつの魅力に取り憑かれた、とかいうことでは決して無い。

これが一種の賭けであることは揺るがない、が。それだけではない。
迎撃部隊の配置には細心の注意を払っているし、
複数の小隊長たる“ 旗艦 ”からの通信には片っ端から微調整を指示している。

ただ、Prinzたち“ 子飼 ”には曖昧で不十分な情報しか与えなかった、それだけである。



提督「大和や雲龍、Grafもいいが……期待できる駒は多いに越したことは無いしな」



前回の作戦では艦隊どころか国家最高峰の戦果を叩き出した雲龍を筆頭に俺の子飼たちが一躍その名を上げた。
それはそれで重要なことではあったが、しかし。

俺とその部下たちばかりが名を上げるのでは意味が無い。
俺たちがセットだと認識されてしまっては、
度を越した英雄視によって自由な動きを制限されてしまう恐れがある。

酷ければ体のいい最終兵器として横須賀に留め置かれてしまうかもしれない。
それでは今回の作戦で大和が己の望みを見出すことができなかったときに次戦を望めない。
或いは戦闘の中で掴めるかもしれない俺自身の生きる意味、存在意義を探す何かへの道が閉ざされてしまうかもしれない。

それでは、意味が無いのだ。


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