【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
↓ 1- 覧 板 20
166:名無しNIPPER[saga]
2018/11/13(火) 22:55:32.13 ID:H+ayg5sx0
提督「お前が俺を感じられないなら……感じさせてやるよ。
肉の喜びが欲しいなら、素直にそう言えばいい」
ーー“ 人間 ”は、“ 女 ”は、愛を実感できない不安から道を踏み外すんだ
囁き流し込んだ声は、的確に雲龍の耳を脳天まで貫いたらしい。
目に見えて、彼女の震えは収まり、逆に体温が上がり心音が激しく脈打つ。
お前は人間で、女で、そしてただの雲龍に過ぎない。だから惑いも仕方の無いことだ。
混ぜ返し意味を反転させ意義を破壊した言葉は最早彼女にとっては俺そのもの、彼女の心そのものに他ならない。
そしてそれが同一であるという錯覚は彼女の思考を鈍らせていく。
相互理解という枷の締め付けは支配と隷属の道具に他ならない。
提督「…………忘れられない夜に、してやるよ」
雲龍「ッ…………」
逡巡し惑い思考を再トレースする機会など与えない。
分からぬ内に唇を奪い舌を潜り込ませその意志を蕩かせる。
冷めた思考とは裏腹に彼女の安堵と従順からくる肢体の熱さが俺の獣欲をも昂らせていく。
このまま、このまま、このままでいい。
その行動と理由の浅薄を知らず後悔していろ間抜け。
善がらせ気を遣り失神したとして構うものか。
お前はもう、これから俺の道具に成り果てるしか道が無い。
それを幸せと感じているうちは、お前にも全力で応えてやろう。
駐車場の車に戻るのももどかしく、そこからホテルに行くのも煩わしい。
乱れた姿と冷静な心象風景と。
殺そうとした女と殺されなかった男と。二人、その立場は、きっと今まで通りである。
何も、変わったことなど、無い。
まだ
316Res/220.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20