【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
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303:名無しNIPPER[saga]
2018/11/25(日) 00:26:06.33 ID:rJawS7do0
「…………そんなわけないだろう? 」
「ふふ……そうね、ええ、そうでしょうとも……んっ」
面倒なことを囀る唇は黙らせて。
そのまま絡み合うわけにはいかないけれど、どちらからともなく寝台に倒れて。
いや、彼女の身体を労ったつもりであって、下敷きなのは俺。
どちらからともなくというのはつまり、俺が倒れ込んだのか、彼女が押し倒したのかということ。
「っ……ん…………他の女の臭い」
「当然匂いくらいは……ッ」
「だーめ。それも、駄目、許さない。上書きしないと」
「……ッ」
吸われて、噛まれて、今度は労わる様に舐められて。
抱き締めた獣に貪られるのも、まぁ悪くはない。
正直なところ、まだ幸せなんてものを実感できているとは思えないけれど。
それでも、彼女が大切だというのは紛れも無い、事実だ。
俺がまだ本当に幸せではないのだと、それすら理解して黙って愛してくれて。
何もかも、他の女なんて瑣末なことどころか今までの鬱屈すら上書きしようとしてくれて。
「嗚呼……俺は、なんてッ……! 」
「仕合わせ、そうに決まっているわ」
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