【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
↓ 1- 覧 板 20
95:名無しNIPPER[sage saga]
2018/11/07(水) 19:37:21.25 ID:u/WujjWcO
だから、今回のオファーは凄まじい栄転と誉れである。
それも実際は兎も角、長年呉を守り抜いてきた歴戦の大将が自分を欲している。
それは言うなれば、ただの量産型兵器が人格を認められたということだ。
呉にだって“ 雲龍 ”はいる筈である。
それでいてなお、自らを渇望される。
仮令それが狭い箱庭でしか通用しない欺瞞だとしても。
雲龍にとっては、この上無い、幸せである。
提督「俺としては、まぁ……受けるべきだと思う。
言ってはなんだが俺はこのまま安穏とさせている気は無いしな」
暗に、お前をこれまで通り使うつもりだと。
いつか使い潰して捨てるかもしれないのだと。
衝撃から立ち直れない彼女に、畳み掛ける。
自信があった。
彼女は呉への栄転ではなく、俺の下にあることを望むだろう、と。
少々筋肉質に過ぎるものの我ながら美丈夫と言えるルックス。
極限まで損得と切り捨てを徹底した指揮。
戦うことに於いて部下を鼓舞することに長けたアジテート能力。
そして、利益と仮面の果てに生まれた分厚い仮初の意志。
重要なのはその選択じゃない、理由である。
彼女が、どんな言葉を吐くのか、それが、問題であった。
316Res/220.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20