【安価】戦士「今日の依頼は……げっ……! 討伐アンカークエスト、だ……!」
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33: ◆C7xQLPfhHTAe[saga]
2018/12/04(火) 19:11:58.84 ID:ph2txtKb0
1 女僧侶に出身と生まれ育ちを聞く
65 宗教都市の兵士

戦士「……そういや、僧侶さんが俺のアンカークエストに同行したのは、生命の神であるゾイナス神の布教のためだったよな」

女僧侶「はい」

戦士「冒険者になったのもそういう理由?」

女僧侶「そうですね。おおむねは」

戦士「ふうん?」

女僧侶「おかしなことのように思いますか?」

戦士「いや、そういうわけじゃない。名を上げたいヤツはいくらでもいるしな。それが神様のためだって別におかしかない。ただな」

女僧侶「ただ……?」

戦士「ま、大したことじゃないが……僧侶さんの身のこなしが少し気になったんだ。武器を持って歩く姿が、僧侶としてはスキがない」

女僧侶「……わかりますか」

戦士「まあ、これでもAランクだから色々なヤツを見てきたよ。……で、戦ならともかく、生命の神様に信仰深い僧侶さんが、武器の扱いに慣れてるってのが少し不思議でね」

女僧侶「さすがですね」

戦士「はははは。ま、ちょっと気になったってだけの話だよ」

女僧侶「……仰るとおり、私は武器の扱いを専門として学んでいます。……実は、私は元は聖兵だったんです」

戦士「聖兵? 生命の神様の?」

女僧侶「いえ。戦の神オードルの、です」

戦士「へえ、オードル? ……オードル!? オードルゥ!!?? オードルってまさか、あのオードルかよ!?」

女僧侶「はい。そのオードル神です」


――聖兵
 神に仕える信徒たちによって運営される教会。その一部は武装した戦士をその構成員とすることがある。
 それが聖兵である。
 多くの聖兵は治安の悪い地区での自衛、都市から離れた村の守護、滞在する重要人物や教会自体に隠された何らかの秘密を守るための警護……といった防衛を目的として置かれる。

 しかし、教会が崇拝する神によってはそういった目的に留まらない、より「積極的」な運用を行われる聖兵も存在する。


 たとえば、そう。


――戦の神 オードル
 オードルは『人間と人間』による、『命を懸けた戦い』を司る神である。
 その権能は国家同士の戦争に留まらず、犯罪者同士の抗争、個人同士の決闘、果ては酒場のケンカのエスカレートまで、あらゆる殺し合いに及ぶ。
 ゆえに、オードルの信徒は殺人を尊ぶ。それもただの殺人ではなく、相手も自分を殺しうる戦いの末の殺人である。
 一方的な殺人は神に捧げるにはふさわしくない。自分の血と相手の血の両方が流れ出て、それが混ざり合う戦いこそを求めるのだ。

 そうした教義を持つオードルの聖兵は、ほとんどが殺人の機会を求めて戦う教会戦士だ。
 表に姿を現しているオードルの教会は、多くが重犯罪者や犯罪組織との戦いによって、治安維持を行っている。
 影に隠れたオードル教会ならば、傭兵組織や闇闘技場を運営していることが多い。

 いずれにせよオードルの聖兵といえば、己と他者の血で世界を朱に染めようとする、凶悪な戦士という認識が一般的である。


戦士(……と、いう女には見えないな)


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