11: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:37:09.12 ID:niQZSR1N0
頼子ちゃんが不安そうな顔でこちらを見ている。予想していた話と違ったのだろう。たしかに多感な高校生が喜ぶような話ではない。
「そんな顔しないでくださいよ。私まで悲しくなってしまいます」
「菜々さんにとって……、この話は思い出したくなかったのでは……?」
「いいえ、もう懐かしい思い出話です」
そう、今となっては懐かしい、いい思い出とは言い難いけど大切な思い出。
頼子ちゃんはまだ納得していない顔。本当に大丈夫なのに。
「なんだか思い出したら久々に彼にこのことを話したくなりましたね」
「……えっ?」
鳩が豆鉄砲を食ったような顔ってまさにこんな感じなのだろう。目が真ん丸になっている。
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