渋谷凛「きっと、こういう日々が積み重なって」
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6: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/11/16(金) 03:11:47.34 ID:p3JDxvnj0




 しばらくして、凛のもとへ祭りの喧騒には不似合なスーツ姿の男が小走りでやってきた。彼女の担当プロデューサーだ。

「姿が見えたので。……って、まだあんまり金券使ってないんですね」

 はっとして金券を隠そうとする凛だったが、無駄だと気付き「その、独りでお祭りを回るのがちょっと、辛くて」と正直に白状した。すると男は、ああと唸り「それは配慮が足らず、申し訳ないことをしました」と頭を下げた。

 意図が汲めず、首を傾げる凛に、男は微笑む。

「一緒に回りませんか。お祭り。……あっ、嫌だったら、ぜんぜん断っていただいても」

 またしてもあたふたと慌てながら弁明を加える男を見て、凛は吹き出す。

 そして、いいですよ、と笑みを返した。



 おわり



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