加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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102:名無しNIPPER[saga]
2018/12/15(土) 15:03:49.34 ID:lAPHAYUx0
天龍「ちっ……ぶっ殺してやりてぇとこだけど、オレは軍人だ。敵を殺しはするが、殺人は犯さねぇ。命拾いしたな」

天龍(散らかり放題の部屋の中からとりあえず手足を縛るのに十分な汚れたタオルを見繕ってそれを拘束した)

天龍(我を忘れて思いっきりぶちのめしちまったが、まあこの程度なら死なねぇだろ。とりあえず、体を洗いたい)

天龍(……と思ったがここ、水道ねぇじゃん!!クソッ……それならアレがあるはずだ。俺は小屋から出てアレを探しに行く。夜か……あれからどのくらいたったんだ?)

天龍「おっ!!あったあった!!」

天龍(月明かりのおかげでそこそこ明るい。俺は見つけた貯水槽から水を汲んで浴びる。石鹼が欲しいとこだが、当たり前のようにありやがらねぇ)

天龍「くぅ……!!冷てぇ……!!」ザパァ ゴシゴシ

天龍(何度も何度も水を浴びて髪と体を洗う。……まあ、これぐらいでいいだろ。さて、どこだよここ。海沿いみたいだが……町や村どころか見渡す限り人家が見当たらねぇじゃん……)

天龍(記憶が朧げだが陸までは辿り着いた気がする。おそらくなんとか浜辺に上陸したあたりで気絶してアレに拾われたんだろうな)

天龍「ん〜……」

天龍(天測しようにも道具も失くしちまったみてぇだし……見える星からして南アフリカのどこかだとは思うんだけどな……)

天龍(そもそも、あの状態じゃ間違っても南米までたどり着けるわけがねぇしな。ちっ……気が乗らねぇが、アレが目を覚ましたら聞いてみるしかねぇか)

天龍(拝借した一番マシなタオルで頭と体を拭いて小屋の中に戻る。……まだ気絶してるか。とりあえず見つけておいた下着を身に着けた)

天龍(本当は洗いたいとこだが、替えがねぇから我慢するしかない。見た目は汚れてないし、穢された匂いもしねぇしな)

天龍(制服は、まあぼろぼろだ。大破したから仕方がないとはいえ、これで市井を出歩くのは恥ずかしすぎる)

天龍(かといってこの洗ってねぇ洗濯物の山から何か適当なのを拝借するのは嫌すぎる。サイズもぜんぜん合ってねぇし。どうするかな……ん?これは……)

天龍「コートか」

天龍(ぼろぼろのクローゼットの中はほとんどがガラクタだったが、フード付きのコートが入っていた。南半球じゃもうすぐ夏だけど、制服の上にこれを着るのが一番よさげだ)

天龍「俺の体を楽しんだんだ。これぐらい安いもんだろ、お前も。ったく、いつまで寝てるつもりだ?水でもぶっかけるか」

ドガァン ドガァン ドゴォン ドゴォン

天龍「!!」

天龍(北の方から爆発音が響く。遅れて北西の方、遠雷のように遠く轟いてくる砲声は明らかに戦艦の主砲だ)

ウゥーン ウゥーン

ドガァンドガァンドガァン ドゴォン ドゴォン ドゴォン

天龍(鳴り始めたサイレンの音をかき消すように再び爆音が響き、砲声が轟いてくる!!明らかに多数の戦艦がどこかを攻撃してやがる!!)

天龍「クソッ!!」ダッ

天龍(小屋から飛び出して音のする方を見ると、海岸沿いをずっと北の方へ行ったところで地平線の向こうの空が赤く燃え始めていた)

天龍(明るくなっては消えるのを繰り返している。間違いない、味方が攻撃を受けてやがる!!おそらく深海棲艦の艦隊に!!)

天龍(俺はできうる限りの速さで桶に水を汲んで小屋に戻る。それに水をぶっかけた。びくりとして目を覚ましたらしいそれは俺にぶちのめされたのが効いてるのか呻きながら悪態をついていた)


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