加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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293:名無しNIPPER[saga]
2020/01/27(月) 03:53:47.92 ID:3PdT1RjC0
ウォースパイト(私は誰よりもあの人を想っているのに。大切な家族や友人たち。誉れある王家や偉大な大英帝国でさえもあの人と天秤にかけたらどちらへ傾くか分からない程なのに)

ウォースパイト(あの人はあのカエル女やパスタ女程度と私を天秤にかけても私の方へ傾くとは限らないというの……?)

ウォースパイト(私はあの人に身も心も捧げたのに……あの二人よりもずっと深い関係を築き上げていたはずなのに……)

ウォースパイト(いくら歴史に残るような輝かしいものだとしても、たった一度の勝利で全て儚く崩れ去ってしまう程度だったというの……?)

ウォースパイト(なんて酷い……Admiral……裏切り者……いえ、違う。あの人はまだ私を愛してくれている。ただ……あの二人よりも下に見られているだけ)

ウォースパイト(だからAdmiralは私を選んでくれないに違いないわ……なんて屈辱!!この私があの二人に劣ってる!?あり得ない!!)

ウォースパイト(リシュリューなんてヴィシーについてドイツと戦う事を拒んだ腰抜けよ!?イタリアだって地中海では逃げ回ってばかりだった!!)

ウォースパイト(私は大西洋で、地中海で、インド洋で、勇敢に戦い続けてた!!もし私があの時アゾレスに居たら、絶対にあの二人よりも活躍していたのに……!!)

ウォースパイト「見てなさいよ、Admiral……私が誰で、誰が貴方の一番に相応しいのか教えてあげるわ……!!」ギリッ



パース(イギリス本土の人間に対する私たちオーストラリア人の感情は複雑だ。私たちは自分たちが本土の人間に劣っているとは少しも思っていない。むしろ逆だと信じている)

パース(本土の人間に対抗意識を持っていた。私たちは誇り高いオーストラリア人だ。軟弱なイギリス人なんかには負けないと)

パース(けれど、やはり本土の人間は垢抜けた都会人で……自分たちはド田舎の人間だというように感じてしまうのだ)

ウォースパイト『ではそのようにお願いするわ。よろしくね、皆さん』ニコッ

パース(援軍としていらっしゃったウォースパイト様は地中海で初めて会ったときと変わりなかった)

パース(優雅で気品に溢れ、そして絶対強者の貫禄を備えている。正に世界に冠たる王立海軍の戦艦娘という感じだ)

パース(貴族だというのだから納得だ。私のような田舎娘が勝てる相手じゃない。そう思ってしまう)

パース(それがたまらなく悔しい。けどそれ以上にとても心強かった。深海棲艦にオーストラリア本土を追われ、シンガポールまで逃げてきた)

パース(そしてついこの間オーストラリアを焼いた日本人なんかの指揮下に入れられてしまった)

パース(屈辱と恐怖、不安に押しつぶされそうだった私たちにとってどれほど心強い援軍だったか)


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