加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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37:名無しNIPPER[saga]
2018/12/07(金) 14:08:12.36 ID:2ajp3q8e0


提督「ふぅ……もう戻ることはないと思っていたが……」

提督(アゾレス諸島についたのは真夜中だった。少し前までここに居たのにずっと前のことのように感じる)

提督「変わらないな……まあ、当たり前か……っ!?あれは……!!」

提督(俺は巡洋艦の上から港に立つ人影に気が付く。照明を背にしており、逆光のためにすらりとしたスタイルの良いシルエットしか見えない)

提督(だが特徴的な帽子、緩いウェーブのツインテール、そして広報の際に民間への威圧感を和らげるためという理由で袖にフリルのついた制服。誰かは明白だった)

鹿島「提督」

提督(巡洋艦から港へ降りた俺を迎えたのは鹿島だった。嬉しそうな笑顔を浮かべてこちらへ歩いてくる)

提督「鹿島!!待っていたのか!?こんな遅くまで……」

鹿島「到着予定時刻は聞いていましたから。それに、明日は非番なんです」

提督「そうなのか。ありがとう、嬉しいよ。久しぶり……と言うほどでもないか」

提督(俺の言葉に鹿島は不満げに頬を膨らませ、目を細めた。無言のジト目で俺を見つめた後、口を開く)

鹿島「むぅ……久しぶりですよ、提督。また提督に会える日を一日千秋の思いで待っていたんですからね」

提督「そうだな、悪かったよ。俺も君に会えなくて寂しかった」

鹿島「本当ですか?どうせアフリカでも他の子とよろしくしていたんですよね?」

提督(疑いの目を向けてくる鹿島。受け入れてくれはしたが、やはり鹿島にとってそれは受け入れがたいことなのだろう。嫉妬と悲しみが込められている)

提督「否定はしない。だが、それでも君とは会いたくても会えなかった。恋しかったよ」

鹿島「本当にそう思っていたんですか?会うまで私の事なんて忘れていたり……」

提督「これでも信じられないか?ずっと我慢していたんだ。加減できないぞ」ダキッ ギュッ

提督(周りの目もある。したくても遠慮していたのだが、信じてもらうためにはこうするしかないだろう。俺は鹿島を強く抱きしめる)

鹿島「あっ……んっ……提督……」ドキッ ギュッ

提督(俺の行動に驚いた鹿島はしかし、自分も俺の体に手を回すと強く抱き返してくる。頭を肩に乗せられた。甘い香り。これだ。鹿島の匂いだ)

鹿島「よろしい。信じてあげます。……っ!!さ、さあ、拠点へ戻りましょう、提督!!」カァツ

提督(周りの視線に気が付いた鹿島が顔を真っ赤にして離れる。そしてそう言うと俺の手をひいて拠点へと向かい始めた)

提督「ああ、そうだな」

提督(拠点への道を歩く。この辺りまで来ると夜の為に人は誰もいない。煌々とした照明に照らされている軍港から少し離れるだけで辺りは真っ暗だ。月が綺麗だった)

提督「月が綺麗だな、鹿島」

鹿島「そうですね。今日は満月……っ!!」ハッ チラッ

提督(普通に返した鹿島はしかし、気が付くと俺の方を窺う。そして俺が見ているのは月ではないことに気が付く)

鹿島「……!!わ、私も……今日の月は特別に綺麗だと思います……」カァッ モジモジ

提督(そして前を向くと俯きながらもじもじとそう消えそうな声で呟いた。暫し、静寂が続く)

鹿島「提督さん……夜は食べましたか?」

提督「ああ、軽くな。……もしかして何か作ってくれているのか?」

鹿島「まあ、そうですよね……実は、おにぎりを作ってあるんです。夜遅いですし、お腹すいてるかなって思って。おにぎりならお夜食にもちょうどいいですから」

提督「さすが鹿島だな。ありがとう。ぜひ頂くよ。実はお腹ペコペコなんだ」

鹿島「そうですか!もしよければ、軽く他にも何か作りましょうか?」

提督「いいのか?」

鹿島「はい、もちろんです♪」


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