加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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386:名無しNIPPER[saga]
2020/02/09(日) 15:40:40.11 ID:5UTls3al0


オーストラリア海軍士官「Bloody hell(なんてことだ)……パースが深海棲艦に占領された……奴らめ、いままで放置していたのに方針を変えたようだ」

パース「……えっ」ドクン

オーストラリア海軍士官「短期決戦に失敗して持久戦に切り替えたのだろう。奴らはあそこからインド洋の船団を狙っているに違いない」

オーストラリア海軍士官「幸か不幸か戦力不足のためほぼ無防備だったことで街はほとんど被害を受けていなかった。しかし、住人は街に監禁されているらしい」

オーストラリア海軍士官「今はもう沈黙しているが、当初は街の無線通信施設が生きていたんだ。助けを求める連絡があった……」

オーストラリア海軍士官「猟犬と呼ばれている奴らの陸上型生物兵器が、攻撃こそしてこないらしいが街を包囲していて内陸に脱出できないらしい」

オーストラリア海軍士官「攻撃以前までに住人の半分は内陸に疎開していたが、残り半分は留まっていた。我々はその半分を人質に取られた」

パース「ぁ……そ、そんな……」サァッ

パース(わ、私の両親も……残っていた……疎開してと言っても、父は警察官として街に残る義務があると……母も父を置いてはいけないと……)

オーストラリア海軍士官「大将はパースを攻撃するつもりだ。王立海軍の東洋艦隊の主力も既に到着している」

オーストラリア海軍士官「しかしパースには陸上型深海棲艦の港湾夏姫が居座っていて、拠点化されている……」

オーストラリア海軍士官「攻撃するとなれば、おそらくパース市街も壊滅的な被害を受けることになるだろう……」

パース「……!!」カタカタカタ



ウォースパイト「……残念だけれど、他に手はないわ。パースの敵を放置することはできないもの」

パース「っ……」

ウォースパイト「インド洋の船団が危険にさらされれば戦況はより厳しくなる。我々は大西洋と太平洋でなんとか深海棲艦の攻勢を食い止めたわ」

ウォースパイト「けれど、こちら側の被害も大きい。態勢を立て直すのに莫大な量の物資が必要よ。その物資が不足すれば、態勢を整えるのに時間がかかる」

ウォースパイト「その前に敵が態勢を整えて再び攻撃を開始したら、今度こそ負けてしまうかもしれない。そうなればどんなに酷いことになるか言わなくても分かるでしょう?」

ウォースパイト「パース。あえて言っておくけれど、我々イギリス人は決してパースの人々をオーストラリア人だからと軽んじている訳では絶対にないわ」

ウォースパイト「できれば助けたい。無傷でパースを解放したい。当然よ。でも……無理なものは無理なの」

ウォースパイト「時にはより多くを救うために、救うことを諦めなくてはいけないこともある……どんなに辛く苦しく悲しくとも」

パース「……。ど、どうしようも……ないのですか……?あそこには……私の両親もいるんです……!!両親のい、命を……諦めるなんて……できません……!!」ジワァ ポロポロ

ウォースパイト「……悲しけれど、これが戦争なの。パース、何があっても貴女はひとりぼっちにはならないわ。私もいる。それだけは忘れないで」ダキッ ギュッ ナデナデ

↓×1〜3 生まれ育った故郷が、そして大切な両親の命が風前の灯であるのにもはや何もできないパースの心情と行動


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