加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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446:名無しNIPPER[saga]
2020/03/06(金) 17:58:51.77 ID:PPSxHRd/0
空母水鬼「……!!」

提督(それは、言葉で形容できない表情だった。自らの行いと、その結果払う事になった大きな代償に対する後悔や罪悪感、怒り、悲しみ、苦しみなどの感情の嵐)

提督(俺に対する拷問や凌辱から空母水鬼を守らなかったことに対する激情。身を挺して命を助けたことに対する感謝。信じず、罵詈雑言を浴びせたことに対する引け目)

提督(そして命が助かったことに対する歓喜。それらすべてが複雑に混ざり合った果てに浮かんだ表情だった)

空母水鬼「……」スッ ペタン

提督(ふと、暫く俺を見つめていた空母水鬼がその場に正座する。そしてそのまま頭を下げて土下座した)

空母水鬼「あ……ぐすっ……ありがとう……ございまし……た……!!うぅ……ひっく……」ブルブル ポロポロ

提督(そして俺に泣きじゃくりながら感謝する。その体は怒りか、あるいは恐怖か、はたまたもっと別の感情の為にか、可哀想になるぐらい震えていた)

提督「……!!」ゾクゾクゾク

提督(そんな空母水鬼の様に俺の中の残酷な嗜虐心が満たされる。あの空母水鬼が)。その優秀さに裏打ちされた自尊心の持ち主が)

提督(上に立つことを当たり前のように考えており、何もかもすべてが思い通りになると信じて疑わなかったこの女が)

提督(さんざんに打ちのめされ、完全に屈服し、哀れに震え、泣きじゃくりながら俺に対する悪感情を押し殺しながらひれ伏し、感謝している……!!背筋がゾクゾクする……!!)

提督(それに加えてここで堕とすべきだという冷徹な考えが頭をよぎり、正当性を得た欲望がこの子の身も心も堕として身も心も我が物にせんと逸っていた)

提督(……だがしかし、それと同じくらいか、あるいはそれ以上にこの子を思いやる気持ちも湧き出てきていた)

提督(数多くの勇敢な軍人たち、そして何よりムラクモの死を招く一因となったこの女にたいしてついこの間まで何もかも焼き尽くさんばかりの怒りと殺意を向けていたというのに)

提督(それなのにこの子を憎み切れなかったのは、この子がただのゲスという訳ではなかったからだろう。俺は……)



空母水鬼(あの後、提督はまるで思いやる様に私の頭を撫で、優しい言葉をかけてくれました)

空母水鬼(そして今、私は提督の部屋で提督と二人っきりで暖かい飲み物を飲みながら自分の想いを吐露してしまっていました)

空母水鬼(内容はあの日私を拷問するあの人に言ったのとそうかわりません。そして自分を卑下した私に提督は、そんなことない。私を信じると、これからは自分が私を守ると言いました)

空母水鬼「本当ですか……?私は……醜い裏切者で、そのくせ貴方が裏切ったと思い込んで……自分の事を棚に上げて口汚く罵ったんですよ……?」

空母水鬼「私が貴方なら、こんな女信用できません……!!信じる、守るだなんて……あり得ません……」ギュッ フルフルフル

提督「……」スクッ

空母水鬼(無様にも手を強く握りしめ、震えながらそう呟いた私に提督は向かいのソファーから立ち上がると私の隣に座り、私の肩を抱いて頭を撫ではじめます)

空母水鬼(その力加減とかが凄く優しくて……私を思いやっての行動なのは明らかでした。提督は包容力があって、暖かくて……安心します)


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