加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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452:名無しNIPPER[saga]
2020/03/08(日) 21:17:17.04 ID:3wHcVzwF0
深雪「今更なんなんだよ。お前の自己満足の為に謝られてもこっちは迷惑だ」ジロリ

初雪「ムラクモはもう……帰ってこない……それが全てでしょ……」ジロリ

「「「「……」」」」ジロリ

提督(空母水鬼の謝罪に対して深雪と初雪が突き放すような言葉をかける。その眼差しにはかつての燃え盛るような怒りはもう見当たらない)

提督(それは底冷えするような静かな、しかしとても深いものへと性質を変えていた。姉妹によって個人差があれど、その多くが同じ静かで深い怒りの眼差しを空母水鬼へと向けていた)

空母水鬼「っ……」タジッ

提督(それを受けて空母水鬼がたじろぐ。ムラクモの死を招いたことに対して彼女の姉妹や戦友たちに謝罪したい)

提督(そんな空母水鬼の希望を尊重してその機会を作りはしたのだが……正しかったのか分からない。いや……きっとこういったことに正解は存在しないのだろう)

提督(重い空気の中、沈黙が続き、ある程度こうなるだろうと予測していた俺が、無粋だろうが一声かけようとした正にその時、吹雪が口を開いた)

吹雪「……みんな。これは、戦争だから……空母水鬼……さんも、そうしようと思ってやったわけじゃないよ」

「「「「!!」」」」

提督(深雪たちの驚愕の視線が吹雪に集中する。俺も驚いてしまった。日ごろからしっかりしていると思っていたが、なんと成熟した精神の持ち主なのだろう)

提督(四捨五入したら十歳の子供の言葉とは思えなかった。同じ境遇でそう言える人間は大人の中でも少ないだろう)

磯波「そうです。それに、こうして謝りに来てくれました。その気持ちを汲んであげてもいいんじゃないでしょうか?」

「「「「っ……」」」」

提督(磯波がそう続く。言葉にせずとも数人が言外に同意を示していた。他の姉妹たちが動揺する)

提督(怒りを滲ませていた子たちも悪い子たちではない。きっと吹雪と磯波が言ったことも分かっているのだろう)

提督(だが、姉妹が殺されたということは吹雪型の子たちにとってどれほどの衝撃的だったのか計り知れない。赦せなくて当然だ)

提督(他の子たちが狭量なのではない。むしろ吹雪と磯波たちが、赦すことができる子たちの方が特異なのだ)


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