加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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453:名無しNIPPER[saga]
2020/03/08(日) 21:49:42.77 ID:3wHcVzwF0
叢雲「そうよ。感情的に殺し合うようになってしまったらそれはもう戦争じゃないわ。ただの殺し合いよ」

提督(そして、叢雲もまた子供らしからぬ思考をする特異な精神の持ち主だった。しかし子供らしい情動の持ち主でもあり、気高く勝ち気で高飛車な性格をしている)

提督(それが今回凶とでてしまった。叢雲は深雪や初雪たちが大事な姉妹が殺されていることに配慮せず、どこか上から目線で諭すようにそう言ってしまったのだ)

「「「「!!」」」」ゾクン

深雪「お前に……お前なんかに分かるか……分かってたまるか……あたしの気持ちが……ムラクモを殺されたこの想いが……!!」ワナワナワナ

初雪「っ……!!」ジワァ ツゥー ギロリ

叢雲「っ!?な、何よ……!?私、何か間違った事言った!?」ビクッ キッ

提督(向けられた大切な姉妹を失った駆逐艦娘たちの感情の嵐が込められたプレッシャーに、自覚なしに地雷を踏みぬいた叢雲が動揺しつつさらに火に油を注ぐような事を言ってしまう)

伊勢「そこまで!!」

「「「「っ!!」」」」ビクッ

提督(事態を収拾しようと口を開こうとした瞬間、伊勢の一喝が部屋に響いた。駆逐艦娘たちは皆一様にびくりと肩を震わせると恐る恐る伊勢を窺う)

提督(伊勢はそんな駆逐艦娘たちを見回すと無言で空母水鬼の方を向いた。二人の視線が絡み合う。暫し、無言の時間。伊勢が口を開いた)

伊勢「誠意は行動で見せなよ」

提督(ただ一言だけ空母水鬼にそう言うと、もう空母水鬼のことなど眼中にないと言わんばかりに俺に向き直る)

伊勢「提督、駆逐艦娘たちの事は私に任せてはもらえませんか?」

提督「わかった、任せよう。君なら心配ない。頼んだぞ」

伊勢「ありがとうございます。お任せください、提督。という訳だから、行くよ、皆」

「「「「了解……」」」」

提督(駆逐艦娘を引き連れて部屋を出ていく伊勢。それまでずっと壁に寄りかかり、腕を組んで目を瞑っていた日向が目を開けた。空母水鬼を横目に見て口を開く)

日向「お前の行動次第で、きっと見る目も変わるだろう」

提督(それだけ言って背を向け部屋を出ていく日向。空母水鬼は俯いてしまっていた。俺は空母水鬼の隣に寄り添うとその肩を抱く。そんな俺に空母水鬼は寄りかかる様にして体を預けてきた)



神鷹「お願いです、提督!!私を信じてください!!」

提督(あれから数日、緊急で東京に呼び戻された俺は時間を見つけて神鷹に会っていた。彼女が会って話をしたいと懇願してきたからだ)

提督(日本に帰化し、ドイツ系日本人となっていた彼女はドイツ側につかなかったし、ドイツ側も彼女を引き入れようと何か干渉してくることもなかった)

提督(しかしドイツ系である彼女を信用しない人間は多く、神鷹自身もドイツの奇襲攻撃に酷く動揺していたが、ドイツと戦う事を望まなかった)

提督(その結果、神鷹は逮捕、投獄されていたのだ。ドイツへの憎悪から彼女に死刑にしようとする動きもあった)

提督(しかし大多数の人間が対深海棲艦戦争や連合国との戦いで活躍していた彼女を殺すことを望まなかったのだ)

提督「シャルンホルスト……」

神鷹「神鷹と呼んでください、提督!!お願いです……私は、確かにヨーロッパでドイツを侵略する為に戦うことはできませんでした……」

神鷹「それでも、日本は私の母国で、私は日本人です……たとえ生まれはドイツで、日本の血が流れていないとしても……!!」

神鷹「そして今、日本は危機を迎えています!!なのにこんな所でじっとしてはいられません!!」

神鷹「捨て駒でも結構です!!その覚悟があります!!ですから……私にも戦わせてください……!!」

↓×1〜3 提督の反応


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