加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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539:名無しNIPPER[saga]
2022/02/14(月) 21:02:00.40 ID:s7IoPgVQO


合衆国政府高官『いいだろう。君の言う通りこれはGodsend(棚から牡丹餅)だ。やってみてくれ』

コロラド「ありがとうございます、閣下」

合衆国政府高官『すべてがうまくいくことを祈ろう。幸運を、コロラド嬢。See you soon』

コロラド「See you soon」

コロラド(提督の提案に乗る許可を政府高官から取り付けた私は交信を終了すると、後ろで待機していた皆を振り返る。今の更新はスピーカーにしていた。皆もその内容を聞いている)

コロラド「聞いたわね?許可が下りたわ。我々はAdmiralの提案に乗って日本と交渉する」

コロラド(私の言葉に、改めて皆は動揺を露わにした。互いに目配せを交わし、落ち着きなさげにそわそわとしている。不安が艦隊の雰囲気に悪い影響を及ぼしていた。私は皆に語りかける)

コロラド「……ごめん。これには緘口令が敷かれてるし、こんなこと戦友に知られたくないって子も多いはずだわ。でも、言わなくちゃいけないと思う。仲間たちに同じ罪を背負わせてしまう前に……」

コロラド「物事が行くとこまで行ってしまって、ナチスとコミュニストみたいになる前に。手遅れになる前に。恨んでくれてかまわない。緘口令違反で告発したかったらして頂戴。でも、お願い。これが終わるまで待って」

コロラド(みんなの視線が私に注目している。じっと、静かに集中して私の話を聞いてくれていた。私は、自分の心の中のこの思いをなんとか言語化して皆に伝える)

コロラド「私たち"The Devil`s Fleet"は、皆も察してると思うけど、ハワイでの不正規戦闘に従事したわ。ハワイの日本人を皆殺しにした。それを深海棲艦がしたことにして、奴らから私たちがハワイを解放したことにする」

コロラド「私は、艦隊の皆に民間人の虐殺を命令したわ。最悪の国際法違反。死刑間違いなしよ。責任は、全部私にある。皆には自分を責めないで。全部、私のせいだもの」

ヒューストン「ち、違います!!貴女のせいではありません!!」

コロラド(そう言った瞬間、ヒューストンが悲鳴のような声をあげる。それをきっかけにして第一特殊任務部隊の皆が口々にヒューストンに同意してくれた。それだけで、心が救われた。私は手で皆を制して、お礼を述べてから話を続ける)

コロラド「正直、最初は最高の気分だった。パールハーバーの復讐をしてやった。JAPどもに報いを受けさせてやった。そう思ったわ。でも、上陸して自分が何をしたのかを直接見て、背筋が凍ったわ」

コロラド「死体の山だった。私がそれを作っただなんて認めたくなかった。老人や……っ……赤ちゃんまで……私の手は、取り返しがつかないぐらいに汚れちゃった。あの子はパールハーバーに……戦争に何の関係もない……!!」ジワァ ポロポロ

コロラド(目から熱いものが零れてしまう。視界がゆがんだ。皆が沈痛な面持ちで顔を俯ける。私は少し、話せなかった。何とか気持ちを落ち着かせて言葉を続ける)

コロラド「戦争になったら、酷いことになる。でも、今、私たちはAdmiralという鍵を持ってる。彼は帝国海軍の提督で、因縁の相手よ。でも、彼は合衆国と日本の戦争を望んでいない。平和的な解決を望んでいる」

コロラド「援軍到着までの時間を稼ぐのにも協力してくれた。ハワイで起きた事についても口裏を合わせると言ってくれてる。書類にサインもするって。何故なら、彼は日本が合衆国と戦争になったら勝てないと考えているから」

コロラド「胡散臭い戯言じゃない。日本の利益のため。何よりも信用できるでしょ?……もしうまくいけば、無血で全部解決できるかもしれない。私は、もう無理だけど……全部終わったら胸を張って故郷に帰りたかった」

コロラド「私は正しいことをしたって。今、私にできる事で戦争を防ぐことより正しいことはない。そう確信しているわ。もしかしたら、後々戦争になることは避けられないのかもしれない。でも、諦めるのは今じゃない」

コロラド「私たちにはアメリカンスピリッツがある。それは自由を愛してそれを脅かすものと戦う勇気と不可能を可能にするフロンティア精神、そしてルーツの全く違う人々が互いに協力し合う融和の心だわ」

コロラド「フロンティア精神と融和の心をもって臨みましょう。大日本帝国との和解という奇跡を現実のものとするために。もし、努力したうえで戦争が避けられないのなら、その時は私たちの勇気が大日本帝国の野望を打ち砕く」



コロラド「っ……」ペタリ

コロラド(個室に戻った瞬間、私はドアに背を預け、そのままずりずりと座り込んだ。私の話は皆の心に届いてくれたんだと思う。不安を完全に消すことはできなかったけど、反対する子は出てこなかった)

コロラド「うぅ……」フルフルフル

コロラド(賽は、投げられた。あとはもう結果が出るのを待つだけだ。怖い。怖くて怖くてたまらない。Admiralのことは信じてる。でも……もし日本人が聞く耳を持たなかったら……?奴らが構わず攻撃してきたら?)

コロラド(想像するだけで恐怖におぼれそう……絶体絶命の危機になる。私を信じたせいで、たくさんの仲間が死ぬことになる……私のせいで……そんなことになったら……耐えられない……)

コロラド「Admiral……Admiralに……会いたい……」

コロラド(感情のままに暴言を吐いた私の命を助けてくれた。それだけじゃなくてヒューストンとアトランタも。自らの命を顧みずに。いえ、それだけじゃない)

コロラド(彼の協力のおかげで多くの陸軍部隊と私たち第一特殊任務部隊が死線を潜り抜けることができた。彼に支えてほしい。抱きしめてほしい。彼の胸で泣きたかった)



アメリカがやった
敵討ちの時間だ

↓×1〜3 旗艦(空母または戦艦一名)と彼女を含めた帝国海軍の艦娘たちの心情。特に強調したい場合は指名可(提督Loveの場合はそのことも踏まえて)


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