加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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544:名無しNIPPER[saga]
2022/02/17(木) 01:51:02.00 ID:zgQ72a+4O


長門(持ってきた物を机に置いた提督が悲痛な表情で陸奥を見る。手が陸奥の方へ動くがすぐに躊躇うように止まってしまった。一瞬の逡巡。正直、嫌だと思うところがある)

長門(ただでさえ数多くのライバルがいるのだ。そこに陸奥も加わることになるかもしれない。だが、私はこれ以上陸奥が苦しむところを見たくない。提督に声をかける)

長門「きっと喜ぶ。してあげてくれ」

提督「……」コクリ

長門(私の言葉に提督は頷くと再びゆっくりと手を陸奥の頭へのばす。提督と陸奥の関係がこじれる前、陸奥は提督に頭を撫でられるのが好きだった。どうも提督と飲みに行ったときしてもらって癖になったらしい)

長門(きっと父性を感じたのだろう。周りは年下ばかりだからな。アルコールが得意でない私からしてみれば酔った勢いで甘えることができるのは死ぬほど羨ましいし、ずるいと思っていたが)

提督「……」ソッ ナデナデ

長門(提督は恐る恐るという感じで陸奥の頭に触れた。そのまま優しく何度か撫でる。顔に浮かべているのは悔恨の表情だ。提督が口を開く)

提督「……本当に、無事でよかった。よくやってくれたな、陸奥。ゆっくり休んでくれ」



長門「ただいま。提督は帰ったよ、陸奥」

陸奥「ぐすっ……長門……私……私ね……ひっく……やっぱりあの人のこと……えぐっ……好きなんだわ……」ポロポロ



長門(陸奥が提督へ想いを告げる事を決意したあの日からこのハワイでの事件まで、我々は二回提督の訃報を知らされた。一度目は大西洋でドイツ軍に襲撃され、乗艦が撃沈され行方不明となり公式に戦死とされた)

長門(その時は葬式まで行われた。そして二度目はシンガポール沖の決戦の後、新聞で提督の死が報じられた。それは結局誤報だったが、行方不明ではなく明確に死亡とされていた上に混乱のために生還の公式発表が遅れた)

長門(その二回とも、陸奥は酷い状態になった。その度に私は陸奥に胸を貸したものだった。そして今、我々は三度目に直面している。伊58からの報告によりハワイ警備府は壊滅していることが判明した)

長門(巻き込まれたであろう提督も行方不明だ。知らせを聞いた直後こそ折れそうになった。しかし、折れなかった、ハワイへ派遣される艦隊の旗艦となった陸奥は毅然と振舞っていた)

長門(提督との関係が拗れた日以来、陸奥の調子は悪かった。思いを告げることを決意した後も、全盛期には及ばなかった。しかし今の陸奥はかつての全盛期以上の気迫に満ちている)

陸奥「皆、そろそろハワイ近海に到着するわ。アメリカ軍が出てくる。……奴らに誰を怒らせたのか教えてやりなさい!!」

「「「「了解!!」」」」

長門(数々の試練が陸奥の精神を強くしたのだ。姉妹艦の成長ぶりに胸が熱くなる。陸奥の鼓舞に艦隊が大きな声で応えた。我々の士気は旺盛だ。成すべきを成すことができる。そう確信した)



コロラド『さすが艦娘ね。MARVELのコミックみたいになってたけど軽傷よ。でも、戦闘は避けるべきだわ。だから貴女にAdmiralの事を任せる。他の子たちは日本人の事を好ましく思っていないから』

コロラド『彼の提案に乗ることが決定されたから何もないとは思うけど、万が一の可能性もある。それに、貴女の言う通り彼の監視役も必要だしね。護衛兼監視よ。頼むわね、アトランタ』

提督「……」グッスリ

アトランタ「……」

部屋で提督と二人っきりだ。提督は先ほどのダメージと疲労で眠っている。命に別状はないし絶対安静というわけでもない。時間はたっぷりあるし、邪魔する者は誰もいない

↓×1〜3 アトランタの心情と行動


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