加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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名無しNIPPER
[saga]
2022/02/24(木) 19:36:33.89 ID:ghOmuLxGO
アトランタ(あいつだ……あの時の……恐怖で腰が抜けそうになる。怒りで頭が真っ白になった。あいつがあたしを……!!あいつさえいなきゃ……!!)
アトランタ(あたしはこんな、こんなにならなかった!!あたしの人生はこんな、どうしようもないくらいめちゃくちゃのクソみたいにならなかった!!)
提督「長門、暁、響、雷、電。よく来てくれた。一人おめおめと生き延びた姿を見せるのは恥ずかしい……だが、また君たちに会えて、これ程嬉しいことは無い。感無量の思いだ」
アトランタ「っ!!……ぁ」
アトランタ(でも、提督さんの声にすぅーと心が鎮まる。やすらぐ声。世界にあたしと提督さんだけになる。あたしは提督さんを見た。そして、気が付く。ああ、そうなんだ)
アトランタ(頭の中で何かが割れたような、ずっとかかっていた靄が吹き飛ばされたような。理解した。聖書に伝えられる救世主が使徒たちに教えていたもの。それのほんの一部だけ)
アトランタ(でも、その一部だけは完全に理解した。そう思った。提督さんは自分の利を求めるような不純な打算とか無しで、命を懸けて死からあたしを救ってくれた)
アトランタ(あれこそが、”愛”なんだ。性欲のような不浄なものも混じっていない本物の愛。なんて尊いものなんだろう。あたしは得がたいものを得ることができた。それだけで、救われた)
提督「紹介しよう。彼女はUSSアトランタ……アトランタ?どうした?」
アトランタ「えっ?……何が?」ツゥー
提督「君、泣いてるぞ。大丈夫か?」
アトランタ(提督さんに名前を呼ばれて我に返った。トランス状態に入っていたみたい。言われて、頬に触れて気が付いた。涙が流れてる。あたしは大丈夫って答えて取り出したハンカチで涙を拭いた)
提督「そうか。ならいいが……とりあえず、皆に紹介させてくれ。彼女はUSSアトランタだ。アメリカ軍と合流した後、ずっと私について助けてくれていた。とても助かったよ」
アトランタ(提督さんがあたしを日本人に紹介する。それを聞いた彼女たちは表情を柔らかくした。最初に戦艦娘が感謝の言葉を述べてくる。その次が、暁だった)
暁「本当に、ありがとうございます。アトランタさん」チラリ
アトランタ(どこか負い目を感じているような声音に表情。おどおどとこちらを窺うような眼差し。こいつ、あたしを覚えている。あの時の戦いを覚えている。つい、冷たい微笑が浮かんでしまった。暁が目を伏せる)
暁「っ……」
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