1: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/12/04(火) 03:23:44.81 ID:4N5ngplN0
ステージの袖へと下がり、安堵の息を漏らす。
そのときになって初めて、自分が拳を握りしめていたことに気が付いた。
ほんの一歩分ほどの違いしかありはしないのに、歓声と退場を促すアナウンスが、遠く聞こえた。
駆け寄ってきたスタッフの人からお水とタオル、それから「暗くなってますので足元お気をつけてください」と言葉をもらった。
私が「ありがとうございます」と返すと、そのスタッフさんはくつくつという忍ぶように笑う。
もしや、と思い、深くかぶられた『STAFF』と書かれた帽子を引っ手繰る。
「びっくりした?」
そこには、したやったり、とでも言いたげな表情でにやついているプロデューサーがいた。
2: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/12/04(火) 03:24:39.19 ID:4N5ngplN0
○
「もう。何してるの、ほんとに」
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