高垣楓「れんそうげえむ」
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34:名無しNIPPER[saga]
2018/12/11(火) 02:05:51.60 ID:rJCnA2SX0
 すると、そこを犯してくる存在が一つ。それが楓さんの舌であるということに気付いた時には、もう全てが手遅れだった。
 先ほどまで口にしていたケーキとお酒の味がする。しかし、その味を伝えてくるのは楓さんの舌。現実からかなり外れたところにある空想じみた事象に、脳がパンクしそうになる。
 一度思考を整理するために体を起こそうと試みるが、背を彼女のか細い腕がホールドしているせいでそれは叶わなかった。目が猫のように伸びているから、してやったりという感じなのだろうか。
 降参して、こちらの体重を預ける。肉体と肉体の境界を曖昧にするように強引に抱き寄せて、今度は自分から彼女の口内をかき回した。
 甘い唾液が口から零れて、ソファに滴る。まさかこんな光景をこの目に収める日が来るなどとは考えていなくて、頭がくらくらした。きっと、世界のどこを探したところでこんなにエロい景色は広がっていない。そしてそれを俺だけが独占しているのだ。
 とんでもない話だと思う。相手はアイドル、それも高垣楓なのに。
 今適当にテレビをつけてみたら、きっと十分も経たないうちにお目にかかれる存在。手の届かないはずの高嶺の花を、今こうして自分の手中に収めている。
 果たして、こんなことがあっていいのだろうか。


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