3: ◆RDtBw.I80b8Q[saga]
2018/12/12(水) 05:13:37.65 ID:KEgMFqga0
緩やかな水の流れの中で、波に体を揺さぶられる様な感覚に囚われる。
気がつけば俺は暗闇の中に居た。確かに瞼を開いているはずなのに、一向として外の景色は見えてこない。
それに酷く体が重い。まるで全身の血が鉛に変わってしまっのたかと思える位に。
「...き...、しっか...」
先程から、何処からともなく声が聞こえる。まだ未熟な、とても張りのある元気な声だ。
返答したいのだが、どうにも体が動かない。冬の寝起き5分間の様に、頭では分かっていても体が反応しないのだ。
「起きなさいッ、この寝坊助ヤロウ!!!」
「ぶっ」
その言葉と共に、頬に衝撃が走る。無理やり意識を引きずり出された俺は、ようやく本当の意味で瞼を開く事に成功する。
目を開けると、少しくすんだピンク色の髪を携えた、背の小さな少女。
そしてその背後には、少女に寄り添うように傅く巨大な銀色の機体が鎮座していた。
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