キミとアタシのパラドクス
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37:名無しNIPPER
2018/12/15(土) 00:35:28.81 ID:EfHY37zH0

「えーっと、通してもらえると嬉しいんですけど」

「...」

こちらの言葉を耳にしても彼らは微塵も反応せず、仁王立ちの姿勢を崩す事はなかった。
それに加えて、彼らが俺に向ける視線には敵意を孕んでいるように感じる。

「...もういいよ。そこ、通させてもらうから」

特段恨みを買う事をした覚えはないので、彼らの非常な態度にあきれた俺は、これ以上構っていられないとばかりに体を押し通そうとする。

「待て」

「待つわけないだろ。いいからさっさと」

そこまで言いかけた途端、通り抜けようとした俺を彼らは腰に携えていた銃器で押し戻してきた。

続いて先頭にいた男が手を挙げると、後ろにいた男達が銃口をこちらへ向ける。

「...何すんだよ、洒落になってないぞ!!」

「貴様には悪いが、これもリスクマネジメントの一環なんだ。こちらの指示に従ってくれ」

「はあ?なにがリスクマネジメントだ、こちとら死ぬ気であんたらの仲間を...」

助けたんだぞ、と続くはずだったのだが、その言葉は俺の口から紡がれる事はなかった。
気づいた時には男達に組み伏せられ、とどめとばかりに一発、頭に銃器で殴打を加えられる。

なんで俺がこんな目に...。

工廠の冷たい床を味わいながら、俺は意識を手放す事となった。


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