キミとアタシのパラドクス
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41: ◆8q7KFBa2gova[saga]
2018/12/15(土) 02:27:51.81 ID:EfHY37zH0

「...いってぇー」

あまりの寝心地の悪さに目を覚ますと、俺は独房のような部屋に着の身着のままの状態で床に放り出されていた。
口の中には鉄の様な不快な味が広がる。どうやらさっき殴られた時に口の中をきったらしい。

「はー。ったく、ここの連中はジュネーヴ条約を知らんのかねぇ」

ひとまず体中についた埃をはたき起こすと、おあつらえ向きにおかれた椅子に腰をかける。

「おーい。どうせどっかから見てんだろ?動物園の見せもんじゃねーんだからさっさと話聞きに来いよー」

「あんまり来るの遅いとしまいには歌い始めるぞっと」

それ以降、ブツクサと独り言を話し続けるも、この部屋に現れる者は誰もいなかった。

「え、これマジでカメラで監視とかされてないのか?」

「うわめっちゃ恥ずかしい奴じゃんこれ」

内心顔から火が吹き出そうだったが、ここで挙動不審に陥ると余計に恥ずかしくなるので俺は

「とりあえず、歌うか」

構わず歌う事にした。



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