中野一花「うらはらちぇいす」
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8:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/07(月) 22:31:57.87 ID:Qn8TGrOM0
「上杉君、最近ちゃんと眠れていますか?」
「どうした急に」
「ここのところずっと元気がないので。自分たちが負担になっているんじゃないかなと」

 実際は、お前の知らないところで複雑化した人間関係を思って精神が摩耗しているだけなのだが。しかしわざわざこんな特大の爆弾情報を教えてやるわけにもいかず。

「心配すんな。それは関係ねーよ。ただちょっと怠いだけだ」
「無理は禁物ですよ?」
「分かってる」

 その思いやりに心の中でこっそり感謝を表明しながら、教室の前に固定されている時計を見た。昼休みも残すところわずかだ。

「お前はどうかそのままでいてくれよ」
「はい?」

 疑問の声には答えず、次の授業のテキストを取り出した。五月の呆けたような表情が、妙に印象的だった。




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