【ミリマス・R-18】高山紗代子「私がプロデューサーの雌犬奴隷になるまで」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/01/16(水) 01:07:57.40 ID:NAaxTZrh0
切り上げようと思ったのは八時を少し回った頃でした。
息を整え、入念にクールダウンしてから更衣室で着替えます。
ウェアを脱いでいるときも、汗をぬぐっているときも、制服に戻るときも、私の頭の中にあったのは先の自主練のことばかりでした。
結局、私は満足できるレベルに到達できませんでした。
ダンスに関してはかなり仕上がっているように思えるのですが、それ以外――たとえば覇気やカリスマ性、スター性といったようなものが私の中からは見いだせなかったのです。
それはそう、一朝一夕で手に入れられるものでもないことはじゅうぶん分かっています。
だけど、劇場の他のアイドルたちに感じられる煌めきの欠片のようなものが、今の私にはないような気がしたのです。
ため息をつきそうになった心に鞭を打ちます。
次の定期公演まで残り一週間。凹んでいる暇なんてありません。
もっと努力を重ねて、みんなに追いつけるようにしなくては。
「よしっ、がんばるぞ!」
気合を改めて入れ直し、私は更衣室を後にしました。
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