中野一花&二乃&三玖「そうだつさばいぶ」
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142:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/24(木) 23:04:48.17 ID:l0nfYeuo0
「……でも、その、ね?」
「同意を促すな」
「いや、うん、分かってる。お仕事でもっと成功したいし、ここまで来たらちゃんと最後まで高校生もしたい。……けど」
「けど?」
「そっちに集中してる間にフータロー君が取られちゃったら、それこそ本末転倒というか……」
143:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/24(木) 23:05:14.01 ID:l0nfYeuo0
俺の立ち位置がどこに収まるかがそこまで重要な問題なのだろうか。たかが学生恋愛なのに。……まあ確かに、対抗相手が存在しているせいでレースそのものが加速している感は否めないが。
でも、それは一種の集団幻想なのではないかと思いもする。行列の出来るラーメン屋に並んだり、過去一等を出した宝くじの販売所に訪れたりといった類の。そういう行為のどこに主体性が存在するかは、正直俺には分からなかった。
競争率の高さがそのものの価値を決定づけるという考え方を理解することは出来ても、すんなり納得することは出来ない。それを認めてしまうと、自分の根幹を否定したような気分になる。
144:名無しNIPPER[sage]
2019/01/25(金) 00:23:51.02 ID:mlsm25gno
期待
145:名無しNIPPER[sage]
2019/01/25(金) 00:27:01.45 ID:EyPNpfKno
ああーーーはやく続きを・・・ つづき・・・
146:名無しNIPPER[sage]
2019/01/25(金) 04:26:14.14 ID:ApiYTzRMo
読みやすい
147:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/25(金) 07:12:37.27 ID:EAJaSNc40
掲示板の作法をさっぱり知らんので読みやすいって言ってもらえると助かります。
ここからラストまで投下。
148:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/25(金) 07:13:18.79 ID:EAJaSNc40
「お前の優先順位はどうなってるんだか、ひとまず教えてくれ」
「…………」
二の腕を人差し指でちょんちょんと触られた。……えぇ?
149:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/25(金) 07:13:46.83 ID:EAJaSNc40
「自分で言うのもあれだけど、絶対男の趣味悪いぞ」
「それは薄々勘づいてたよぉ……」
勉強より仕事、仕事より俺ってか。なんだそれ。無茶苦茶だ。俺は最低限の好感度を担保しようとしたことはあっても、惚れられる程のことを為した覚えはないのに。
振り返ってみても、好かれる要素がどこにあるかが分からない。これは二乃や三玖にも通じることだが、こいつらは男に対する免疫が低すぎるんじゃないのか。
150:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/25(金) 07:14:14.56 ID:EAJaSNc40
「あんなにしつこく世話を焼こうとする人、初めてだったんだもん……」
「いや、それは言ったろ。借金があるからだって」
「どんなに言っても諦めようとしないし……」
「それも金のためだって」
「……そのくせ、自分は勝手にいなくなるしさ」
151:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/25(金) 07:14:41.77 ID:EAJaSNc40
確かになあなあで終わらせてしまいそうな気がする。俺らしくもなくかっこつけて。
でも、言ってしまえばそれだけだ。俺は職務を全うしようと奔走し、紆余曲折の末に彼女たちがそれに応えようとしただけ。確かにただのビジネスパートナーというには密接に関わり過ぎてしまったが、俺は別に彼女たちにいいところを見せようと意図していない。それが、どうしてこうなった。
「顔あっつい……」
「どうせなら耳も隠しとけ」
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